テクノのイメージを超えた─"Orbital 2"

"Orbital 2" は,イギリスのテクノデュオ,Orbitalが1992年に発表した2枚目のアルバム(実際にはアルバムは無題で,Orbital 2というのは便宜上の呼び名らしい).

Orbitalは90年代初めから中盤にかけて,808 Stateに続いてロックファンの注目を浴びたテクノアーティストとしてChemical BrothersやUnderworld,Prodigyと並ぶ存在だった(少なくとも自分の中では).

Orbital(を含むこれらのテクノアーティスト)は,例えば「単純なフレーズとビートを繰り返すダンスミュージック」という一般的なテクノのイメージを超えて,単調でないダイナミックな楽曲展開や,ノイジーなものを含む刺激的な電子音の活用によって新しい音世界を見せてくれたように思う.このアルバムにもそういうところはよく表れてる.

収録曲の中では,"Planet of the Shapes" がしっかりしたビートを持ちながらもノイジーでアトモスフェリックでクラシカルで,自分のお気に入り.今聴いてもすごくいいと思う.

この曲は繊細でありながら大胆で,静かかと思えばうるさくて,ビートはあるけどダンスフロア向けというよりはじっくり鑑賞するのに向いてる感じがする(その辺は人によるかもしれない).こういう曲を好きだという人は多くないだろうけど,それでも誰もに1度は聴いてみてほしいと思ってしまう.

他の収録曲では "Lush" と "Halcyon +on +on" の評価が一般的に高いみたい."Halcyon +on +on" はOpus IIIの "It's a Fine Day" のボーカルをサンプリングしたもので,Opus IIIのキャッチーな感じを受け継ぎつつ,めちゃめちゃ美しい楽曲に仕上がってる.

あとはトランシー(と言うのかな)でダンスフロア向けの "Remind" も電子音の音色の変化を楽しめて好き.ちょっと単調だけど.

次のアルバム "Snivilisation"(94年)以降のOrbitalがあまり好きでないこともあって,自分の中で "Orbital 2" は「Orbitalと言えばこのアルバム」って感じ.

ついでに808 Stateに言及した以前のエントリにリンクを張ろうと思ったら,実は808についてのエントリをまだ1本も書いてないことが判明して,ちょっと茫然自失状態.

| 音楽::名曲/名盤::テクノ | 8:23 | comments (0) | trackback (0) | permalink |

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