静と動の美しい両立─Sun Electric "Sarotti"

"Sarotti" は,ドイツのテクノデュオ,Sun Electricのデビューアルバム "Kitchen"(1993年)に収録されてる曲.

Sun Electricのアルバムはこれしか持ってないので,自分には彼らの音楽について語る資格はあまりない.ただ,このアルバムについてだけ言えば,とにかく美しいアンビエント・テクノだったと思う.アルバムには静かな楽曲から比較的アップテンポなダンスフロア向けの楽曲まで収録され,バランスの取れた構成にもなっていた.

収録曲の中では,10年を経ても耳に残る "Sarotti" が特に印象深い.Brian Enoの環境音楽をそのまんま持ってきたようなビートレスでメロディーらしいメロディーのないオープニングが2分近く続く(これが良い←ジョークじゃなくて)のに心を奪われたかと思えば,曲の中盤には無機質な点でインダストリアル・テイストすら感じさせるビートの上で,比較的単純なメロディーの繰り返しがアレンジの妙によって危機の到来を感じさせるというドラマチックな展開を堪能できる.そしてよく聴けば,その背景ではオープニングからの環境音楽が鳴り続けており,ドラマが終わった後は再びそれが前面に出て,曲はエンディングに向かう.

1曲の中でこういう風に静と動があり,それが一貫してとても美しい電子音で奏でられてるところが魅力的だと思う.

ただ,それは個人的な好みだし(そもそも環境音楽をじっと聴いてることが苦痛でなければの話ではある),それにアルバム全体を聴くと古い感じは拭えないかなという気もする.90年前後のアンビエント・テクノが好きだった人とか,Enoが好きな人には勧めてもいいかな.

| 音楽::名曲/名盤::テクノ | 0:27 | comments (0) | trackback (0) | permalink |

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