2006.07.24 (Monday)
ジザメリファン必見?─Lost in Translation
アメリカ映画「ロスト・イン・トランスレーション」(2003年製作.監督・脚本ソフィア・コッポラ,主演ビル・マーレイ,スカーレット・ヨハンソン)のDVDを借りてきて観た.
東京に一時滞在してるアメリカ人の男女が出会って交流するという筋立て.アメリカ映画としては多少たるいテンポで,異国でのやり取りの行き違いを描きつつ,主人公の男女が持つ孤独感とか現実への違和感,不安,そしてそれ故の2人の接近を浮かび上がらせてる.
見知った場所が舞台になってるせいか,それともストーリーが面白かったせいか,テンポがたるいとは言ってもつまらなさは全く感じずに楽しめた.何と言ってもアカデミー賞の脚本賞を受賞した映画.よくできてるんだろうと思う.
Amazonのレビューを見ると,英語の発音がおかしい点などが強調された一部の日本人登場人物の描き方に反発する向きもあるみたいだけど,自分は特に気にならなかった.これは言葉が思うように通じない状況などを描くためのものであって,日本人そのものを笑いものにする意図はないだろうと感じた.
カタルシスがない(つまり現実的な)ストーリーも良かったけど,個人的には何よりもMy Bloody Valentineやジザメリの曲が各シーンにはまった形で効果的に使われてるのが嬉しかった.ラストシーンで流れるジザメリの "Just Like Honey" はまさにぴったり."walking back to you is the hardest thing that I can do" という歌詞が,見事にダブルミーニングを持つフレーズとなって心を打つ(って深読みしすぎ?).ジザメリファンには一度観てほしい.
なお,この映画の日本語の公式サイトはここ.
東京に一時滞在してるアメリカ人の男女が出会って交流するという筋立て.アメリカ映画としては多少たるいテンポで,異国でのやり取りの行き違いを描きつつ,主人公の男女が持つ孤独感とか現実への違和感,不安,そしてそれ故の2人の接近を浮かび上がらせてる.
見知った場所が舞台になってるせいか,それともストーリーが面白かったせいか,テンポがたるいとは言ってもつまらなさは全く感じずに楽しめた.何と言ってもアカデミー賞の脚本賞を受賞した映画.よくできてるんだろうと思う.
Amazonのレビューを見ると,英語の発音がおかしい点などが強調された一部の日本人登場人物の描き方に反発する向きもあるみたいだけど,自分は特に気にならなかった.これは言葉が思うように通じない状況などを描くためのものであって,日本人そのものを笑いものにする意図はないだろうと感じた.
カタルシスがない(つまり現実的な)ストーリーも良かったけど,個人的には何よりもMy Bloody Valentineやジザメリの曲が各シーンにはまった形で効果的に使われてるのが嬉しかった.ラストシーンで流れるジザメリの "Just Like Honey" はまさにぴったり."walking back to you is the hardest thing that I can do" という歌詞が,見事にダブルミーニングを持つフレーズとなって心を打つ(って深読みしすぎ?).ジザメリファンには一度観てほしい.
なお,この映画の日本語の公式サイトはここ.
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