若年性関節リウマチ(JRA)経過メモ(17年1-6月)

下の子(15歳)の若年性関節リウマチ(JRA,別名・若年性特発性関節炎=JIA)少関節型と関連症状について,大まかな経過と投薬状況を簡単にメモ.

※これまでの経過についてのエントリ:
06年: 7月まで8-10月11-12月
07年: 1-2月3-4月5-6月7-8月9-10月11-12月
08年: 1-2月3-4月5-6月7-8月9-10月11-12月
09年: 1-2月3-4月5-6月7-8月9-10月11-12月
10年: 1-2月3-4月5-6月7-8月9-10月11-12月
11年: 1-2月3-4月5-6月7-8月9-10月11-12月
12年: 1-2月3-6月7-10月11-12月
13年: 1-2月3-4月5-6月7-8月9-10月11-12月
14年: 1-2月3-4月5-6月7-8月9-10月11-12月
15年: 1-2月3-4月5-6月7-9月10-12月
16年: 1-6月7-8月9-12月

17年1-6月は,若年性関節リウマチ(JRA)については引き続き特に問題はなかったが,右目が再び「後発白内障」が発症し,レーザーで処置した.虹彩炎も若干再燃した上,両目に硝子体混濁が出るなど,目のトラブルが続いている.

1-6月の時系列順の経過は次の通り:

▽17年1月5日

 X病院眼科でぶどう膜炎(若年性関節リウマチ=JRA=の少関節型で発症することがある虹彩炎はぶどう膜炎の一種)の専門医(W眼科の医師)による診察.要点は次の通り:

 ・目は非常に良い状態とのこと.

 ・ステロイド系点眼薬「リンデロン」の点眼回数は1日1回に減量.虹彩癒着の予防・緩和用の点眼薬「ミドリンP」は同1回にそれぞれ据え置き.

 ※虹彩炎の説明は以前のエントリ参照.

▽17年1月6日

 X病院小児科で若年性関節リウマチ(JRA,別名・若年性特発性関節炎=JIA)の定期的診察.

 この時期,JIA発症箇所の右膝に特に問題はなし.主治医により,生物学的製剤(抗サイトカイン薬)シンポニー(一般名ゴリムマブ,公式ウェブサイトはここ)の皮下注射(41回目).前回(16年12月5日)から5週間弱の間隔での注射.

 ※生物学的製剤(抗サイトカイン薬)については以前のエントリの免疫抑制剤と抗サイトカイン薬の情報メモエタネルセプト問題報道メモ若年性関節リウマチ(JRA)関節型用の生物製剤メモなどを参照.

▽17年2月13日

 W眼科でぶどう膜炎(若年性関節リウマチ=JRA=の少関節型で発症することがある虹彩炎はぶどう膜炎の一種)の専門医による診察.要点は次の通り:

 ・右目はかなりきれい(炎症が見られない)だが,左目の炎症が少し強めになった.

 ・リンデロンの点眼回数は右目が1日1回に据え置き,左目が同1回から同3回に増量.ミドリンPは両目とも同1回に据え置き.

 視力は右目が裸眼視力0.2,矯正視力0.9.左目が裸眼視力0.4,矯正視力1.0.

▽17年2月15日

 V病院小児科(X病院小児科の主治医の転任先)で若年性関節リウマチ(JRA,別名・若年性特発性関節炎=JIA)の定期的診察.要点は次の通り:

 ・この時期,JIA発症箇所の右膝に特に問題はなし.

 ・血液検査をしたところ,焦点のMMP-3(関節破壊マーカー)の数値は34.8ng/mL.標準値の範囲内ではあるものの,15年7月から20を超えた値が続いている.CRP(炎症マーカー)は診察時点では不明.白血球は5700/μLで,標準値の範囲内で問題なし.

 ・主治医により,生物学的製剤(抗サイトカイン薬)シンポニー(一般名ゴリムマブ,公式ウェブサイトはここ)の皮下注射(42回目).前回(1月6日)から5週間余りの間隔での注射.

▽17年2月22日

 2月20日から,13年11月に白内障の手術を受けた右目が再び(16年11月に続いて)見えにくくなり,X病院眼科を受診.16年11月の時と同様,「後発白内障」と診断.同12月の右目の処置と同様にレーザーで処置.右目のリンデロン点眼回数を1日1回から同3回に増量.

▽17年3月3日

 W眼科でぶどう膜炎(若年性関節リウマチ=JRA=の少関節型で発症することがある虹彩炎はぶどう膜炎の一種)の専門医による診察.要点は次の通り:

 ・右目のレーザー処置(2月22日にX病院眼科で実施)はきれいにできているが,念のためリンデロンの点眼回数はしばらく1日3回のままにしておくよう指示される.2週間後に状態が良ければ減らすことを検討することに.

 ・左目はまだ炎症(虹彩炎)が少しある.こちらもリンデロンの点眼回数は1日3回に据え置き.

 ・ミドリンPの点眼回数は両目とも1日1回に据え置き.

▽17年3月10日

 X病院口腔外科を受診.現在の状態から顎関節症の可能性は低いとのこと.まだ顎の成長期(16~17歳に固まってくるとのこと)にあって,かくかく言うのも異常ではないとの説明.

 とりあえず定期的な診察は今回までとし,痛みが出るようなことがあれば予約して受診することに.

▽17年3月17日

 W眼科でぶどう膜炎(若年性関節リウマチ=JRA=の少関節型で発症することがある虹彩炎はぶどう膜炎の一種)の専門医による診察.要点は次の通り:

 ・2月22日にX病院眼科でレーザー処置を受けた右目は,レーザーで取れる濁りは取れたが,それ以外に濁りがあるため見えにくい状態と説明される.

 ・左目は炎症(虹彩炎)による濁りとレンズ表面の濁りがあるが,ひどくはないと言われる.濁りは炎症の改善につれて取れていくだろうとのこと.

 ・両目ともリンデロンの点眼回数は1日3回,ミドリンPの点眼回数は同1回に据え置き.

▽17年3月22日

 V病院小児科(X病院小児科の主治医の転任先)で若年性関節リウマチ(JRA,別名・若年性特発性関節炎=JIA)の定期的診察.

 この時期,JIA発症箇所の右膝に特に問題はなし.主治医により,生物学的製剤(抗サイトカイン薬)シンポニー(一般名ゴリムマブ,公式ウェブサイトはここ)の皮下注射(43回目).前回(2月15日)からちょうど5週間の間隔での注射.

▽17年4月22日

 W眼科でぶどう膜炎(若年性関節リウマチ=JRA=の少関節型で発症することがある虹彩炎はぶどう膜炎の一種)の専門医による診察.要点は次の通り:

 ・小児科で使用しているシンポニー(本来はJRA治療のため使用しているが,虹彩炎を抑える効果も期待できるため,JRAが再燃していない現在も使用継続中)は現在,5週間の間隔で投与(皮下注射)しているが,6週間まで間隔を空けてもよいかもしれないとの話あり.

 ・目の炎症はまだ少しあり,浮腫もあるが,ひどくはないとのこと.

 ・両目ともリンデロンの点眼回数は1日3回,ミドリンPの点眼回数は同1回に据え置き.

▽17年4月26日

 V病院小児科(X病院小児科の主治医の転任先)で若年性関節リウマチ(JRA,別名・若年性特発性関節炎=JIA)の定期的診察.要点は次の通り:

 ・この時期,JIA発症箇所の右膝に特に問題はなし.

 ・W眼科のぶどう膜炎専門医からシンポニーの投与を6週間の間隔にしてもよいとの話があった件について,間隔を空けた場合にステロイドの点眼回数を減らしたらどう変化があるか知りたいとの伝言を主治医から預かる.

 ・主治医により,生物学的製剤(抗サイトカイン薬)シンポニー(一般名ゴリムマブ,公式ウェブサイトはここ)の皮下注射(44回目).前回(3月22日)からちょうど5週間の間隔での注射.

▽17年5月24日

 頭痛と関節痛のためV病院小児科(X病院小児科の主治医の転任先)を臨時受診.風邪の疑い.あと蓄膿の可能性もあるとの指摘.

▽17年6月1日

 左目に痛みとかゆみがあり,X病院眼科を臨時受診.

 まぶたの裏が赤いため,ものもらい(麦粒腫)の可能性があるとのこと.クラビットを処方される.

▽17年6月9日

 目が見えにくいとのことでX病院眼科を臨時受診.要点は次の通り:

 ・右目に白いもやがあるが,後発白内障ではなく,炎症(ぶどう膜炎)が強くなったためなのか硝子体表面の膜が混濁している感じとのこと.本人には後発白内障と同じような白い濁りに思えるだろうが,実は違うとのこと.

 ・レーザーで混濁を飛ばすことはできなくはないが,炎症次第でもあるので様子を見ようということに.リンデロンは既に1日3回点眼しているので,点眼回数は増やさないことに.

 ・7月26日に再度診察することにし,その時点で濁りが残っていたらレーザーによる処置を検討することに.

 一応W眼科も臨時受診.要点は次の通り:

 ・右目についてはやはり後発白内障ではなく硝子体の問題との見立てで,硝子体の繊維が濃くなっていて膜状になっている部分があるとのこと.ただ,炎症による濁り(白血球の細かい粒がたくさん出るとのこと)とは違うとのこと.

 ・リンデロンを増やしてみる手もないではないが,角膜の表面も荒れているし,リンデロンの点眼回数は1日3回のままで様子を見ようということに.

 ・膜状のものがあって見えにくいものの,計測したところ視力はこれまで通り出ているとの指摘もあり.

▽17年6月13日

 見えにくい状態が良くならず,右目の状態は悪くなっていると本人が訴え,W眼科を再受診.要点は次の通り:

 ・リンデロンの点眼回数を両目とも1日6回に増やして様子を見ることに.

 ・右目の硝子体の問題については,レーザーによる処置で炎症が強まると困るので,レーザーによる処置はしない方向にするよう指示される.

 ・右目については前回診察時にはなかった白いぶつぶつの濁りもあり,これは炎症だと指摘される.

 ・左目も白い膜がかかったような感じで,これについては一つには後発白内障があるが,それだけではないとのこと.

 ・レンズの裏側の濁りについては、目の調子によって動くもので,体調によって出てくる.むくみ(水)が関係するとのこと.むくみ解消のため内服薬(ダイアモックス錠)を処方される.

▽17年6月19日

 目の状態が一層悪くなっていると本人が訴え,W眼科を再受診.要点は次の通り:

 ・リンデロンの点眼回数を両目とも1日4回に減らして様子を見ることに.

 ・内服薬(ダイアモックス錠)は引き続き使うことに.

▽17年6月26日

 W眼科を再受診.要点は次の通り:

 ・炎症は落ち着いていて大丈夫.

 ・右目は「硝子体混濁」で,左目は後発白内障と硝子体混濁が混じっている.医学的には(炎症を悪化させたくないので)このままでいてほしいが,生活を考えるとレーザーによる処置をやってみるのが良いだろうとのこと.

 ・最終的な手は手術.

 ・リンデロンの点眼回数は両目とも1日4回で据え置き.内服薬(ダイアモックス錠)も引き続き使う.

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