2008.07.01 (Tuesday)
若年性関節リウマチ(JRA)経過メモ(08年5-6月)
下の子(6歳)の若年性関節リウマチ(JRA,別名・若年性特発性関節炎=JIA)と関連症状について,大まかな経過と投薬状況を簡単にメモ.
※これまでの経過についてのエントリ:
06年: 7月まで,8-10月,11-12月
07年: 1-2月,3-4月,5-6月,7-8月,9-10月,11-12月
08年: 1-2月,3-4月
※これまでの経過についてのエントリ:
06年: 7月まで,8-10月,11-12月
07年: 1-2月,3-4月,5-6月,7-8月,9-10月,11-12月
08年: 1-2月,3-4月
▽08年5月9日
Z病院眼科で,06年末から患っている虹彩炎(JRAの少関節型で併発することがある)の定期的診察(虹彩炎の説明は以前のエントリ参照).炎症は引き続き両目とも見られず.
炎症がぶり返すといけないので,ステロイド系の点眼薬「リンデロンA」を引き続き右目に1日3回点眼することに.ただ,時々1日2回になってしまっていることを担当医に伝えたところ,時々忘れてしまうのはまあ仕方ないし,今のところそれで再燃はしてないので時々ならOKと言われた.
右目の虹彩癒着が完全には解消していないこともあり,虹彩癒着の予防・治療用の点眼薬「ミドリンP」も引き続き右目だけ1日3回点眼することに.こちらはきちんと3回点眼するようにとのこと.
裸眼視力は右目が0.9,左目が1.2.
▽08年5月13日
Z病院小児科で若年性関節リウマチ(JRA,別名・若年性特発性関節炎=JIA)の定期的診察.最近膝に弱い痛みを訴える時があることや,よく転んでいる(これは後日,靴を変えたら良くなった)ことを念頭に,ステロイド剤の内服量は1週間のうち5日は日量7mg,2日は同6mgという形に据え置き.
ステロイド剤以外の薬については引き続き,▽ビスホスホネート製剤(アクトネル錠)1日2.5mg(1錠)▽免疫抑制剤メトトレキサート(メトレート錠)1週間6mg(3錠)▽葉酸(フォリアミン錠)1週間5mg(1錠)──を処方された.
▽08年5月14日
初めてX病院小児科で若年性関節リウマチ(JRA,別名・若年性特発性関節炎=JIA)の診察(Z病院の主治医から紹介を受けてのもの).担当医から次のような話あり:
・JRAは患児によって重視すべき基準となるマーカーが異なるケースがある.そういうマーカーがある場合,血液検査をまめにやって数値の変動をよく見た方がいい.この子の場合,それは関節破壊マーカーのMMP-3かもしれない.
・右膝は左膝に比べ腫れがあるが,熱感はない.中に水がたまっているのでは.
・右膝に今年2月に出た「離断性骨軟骨炎」は確かにJRAに伴ってよく発症するもの(この点はY病院の担当医と一致→08年3~4月の経過参照).
・生物学的製剤を使った方がいいかどうかはやはり即断できない.使わずに済めばそれに越したことはない(この点もY病院の担当医と一致→08年3~4月の経過参照.生物学的製剤については以前のエントリの免疫抑制剤と抗サイトカイン薬の情報メモ,エタネルセプト問題報道メモ,若年性関節リウマチ(JRA)関節型用の生物製剤メモ参照).
あと血液検査のため採血.
▽08年5月21日
X病院小児科で前週に続き若年性関節リウマチ(JRA,別名・若年性特発性関節炎=JIA)の診察.要点は次の通り:
・5月14日に採取した血液の検査結果: 焦点のMMP-3は31.1で正常値(最近の血液検査のデータでは2月も34.4で正常値だった.60以上だと高いとのこと).白血球,炎症マーカーのCRP,フェリチンも正常値.抗体価は「40」(抗核抗体=ANA=のせいっぽい.虹彩炎も関係か).あと血小板が正常値より高かった.
・右膝の腫れ: やはり熱感はない.炎症解消後に水がたまってると思われる.
・血液検査結果と腫れの状態から判断すると,炎症・関節破壊は落ち着いている.生物学的製剤への移行はやはり当面見送り,免疫抑制剤メトトレキサートとステロイド剤の内服を続けるのが妥当.
・懸念されるのは,ステロイド剤を減らしていって再燃が起こるケース.そのため,ステロイド剤の減量と並行して,1カ月ごとに血液検査で状態を見る.再燃があれば生物学的製剤をあらためて検討する.
・21日からステロイド剤は1日6mgに(これまでは1週間のうち5日は日量7mgで,週2日だけ同6mgにしていた).2週間後には6mg/5mg混合(週5日は日量6mg,2日は同5mg)にする.
▽08年6月3日
Z病院小児科で定期的診察.主治医が数カ月間,海外へ行ってしまうため,その間診てもらう別の病院を決定.1月と3月に診てもらったY病院ではなく,5月から診てもらっているX病院へ行くことに.
ステロイド剤の減量は今のペースで続ける方向(5月21日から2週間は1日6mgで,6月4日から週2日だけ同5mgに).ただ,1日5mgを切ってからは難しいという話も出た.慎重に進めることになりそう.
▽08年6月6日
Z病院眼科で虹彩炎の定期的診察.炎症は引き続き両目とも全く見られず.
リンデロンAの右目への点眼回数は1日3回から同2回に減らしてもらえた.ミドリンPは引き続き右目に1日3回点眼することになった.
▽08年6月11日
X病院小児科で定期的診察.数日前に風邪をひいたため,採血はしたものの血液検査結果は参考にならず(白血球の数値などが高いが風邪のせいっぽい).
特に痛みを訴えることもなく元気にしていることを担当医に報告.担当医から,発症個所(右膝と右足首)に少し腫れはあるが引き続き熱感はなく,炎症は起きていないだろうとの説明あり.
ステロイド剤の内服量(この時点では1週間のうち5日は日量6mg,2日だけ同5mg)を次週以降どうするかについて担当医から,可能な限り緩やかに減らしたいので,いきなり1日5mgに減量するのではなく,1週間のうち4日間は日量6mg,3日間は同5mgという方式にするよう指示あり.JRA発症から2年余りの中で,一番慎重なステロイド剤の減らし方に.
骨粗しょう症予防用の薬(アクトネル)の内服量が若干増やされた.体重の増加に対応したもの.
▽08年6月19日
Z病院整形外科を臨時受診,右膝をレントゲン撮影.異常はなし.
右膝の腫れが最近,若干大きくなり,左膝に比べ少しだけ温かく,08年2月に「離断性骨軟骨炎」になった時と似た状態だったため,念のためレントゲン撮影したもの.
▽08年6月24日
Z病院小児科で定期的診察.右膝の腫れが気になるため,MRIを予約.
▽08年6月30日
Z病院で右膝をMRIで撮影.
Z病院眼科で,06年末から患っている虹彩炎(JRAの少関節型で併発することがある)の定期的診察(虹彩炎の説明は以前のエントリ参照).炎症は引き続き両目とも見られず.
炎症がぶり返すといけないので,ステロイド系の点眼薬「リンデロンA」を引き続き右目に1日3回点眼することに.ただ,時々1日2回になってしまっていることを担当医に伝えたところ,時々忘れてしまうのはまあ仕方ないし,今のところそれで再燃はしてないので時々ならOKと言われた.
右目の虹彩癒着が完全には解消していないこともあり,虹彩癒着の予防・治療用の点眼薬「ミドリンP」も引き続き右目だけ1日3回点眼することに.こちらはきちんと3回点眼するようにとのこと.
裸眼視力は右目が0.9,左目が1.2.
▽08年5月13日
Z病院小児科で若年性関節リウマチ(JRA,別名・若年性特発性関節炎=JIA)の定期的診察.最近膝に弱い痛みを訴える時があることや,よく転んでいる(これは後日,靴を変えたら良くなった)ことを念頭に,ステロイド剤の内服量は1週間のうち5日は日量7mg,2日は同6mgという形に据え置き.
ステロイド剤以外の薬については引き続き,▽ビスホスホネート製剤(アクトネル錠)1日2.5mg(1錠)▽免疫抑制剤メトトレキサート(メトレート錠)1週間6mg(3錠)▽葉酸(フォリアミン錠)1週間5mg(1錠)──を処方された.
▽08年5月14日
初めてX病院小児科で若年性関節リウマチ(JRA,別名・若年性特発性関節炎=JIA)の診察(Z病院の主治医から紹介を受けてのもの).担当医から次のような話あり:
・JRAは患児によって重視すべき基準となるマーカーが異なるケースがある.そういうマーカーがある場合,血液検査をまめにやって数値の変動をよく見た方がいい.この子の場合,それは関節破壊マーカーのMMP-3かもしれない.
・右膝は左膝に比べ腫れがあるが,熱感はない.中に水がたまっているのでは.
・右膝に今年2月に出た「離断性骨軟骨炎」は確かにJRAに伴ってよく発症するもの(この点はY病院の担当医と一致→08年3~4月の経過参照).
・生物学的製剤を使った方がいいかどうかはやはり即断できない.使わずに済めばそれに越したことはない(この点もY病院の担当医と一致→08年3~4月の経過参照.生物学的製剤については以前のエントリの免疫抑制剤と抗サイトカイン薬の情報メモ,エタネルセプト問題報道メモ,若年性関節リウマチ(JRA)関節型用の生物製剤メモ参照).
あと血液検査のため採血.
▽08年5月21日
X病院小児科で前週に続き若年性関節リウマチ(JRA,別名・若年性特発性関節炎=JIA)の診察.要点は次の通り:
・5月14日に採取した血液の検査結果: 焦点のMMP-3は31.1で正常値(最近の血液検査のデータでは2月も34.4で正常値だった.60以上だと高いとのこと).白血球,炎症マーカーのCRP,フェリチンも正常値.抗体価は「40」(抗核抗体=ANA=のせいっぽい.虹彩炎も関係か).あと血小板が正常値より高かった.
・右膝の腫れ: やはり熱感はない.炎症解消後に水がたまってると思われる.
・血液検査結果と腫れの状態から判断すると,炎症・関節破壊は落ち着いている.生物学的製剤への移行はやはり当面見送り,免疫抑制剤メトトレキサートとステロイド剤の内服を続けるのが妥当.
・懸念されるのは,ステロイド剤を減らしていって再燃が起こるケース.そのため,ステロイド剤の減量と並行して,1カ月ごとに血液検査で状態を見る.再燃があれば生物学的製剤をあらためて検討する.
・21日からステロイド剤は1日6mgに(これまでは1週間のうち5日は日量7mgで,週2日だけ同6mgにしていた).2週間後には6mg/5mg混合(週5日は日量6mg,2日は同5mg)にする.
▽08年6月3日
Z病院小児科で定期的診察.主治医が数カ月間,海外へ行ってしまうため,その間診てもらう別の病院を決定.1月と3月に診てもらったY病院ではなく,5月から診てもらっているX病院へ行くことに.
ステロイド剤の減量は今のペースで続ける方向(5月21日から2週間は1日6mgで,6月4日から週2日だけ同5mgに).ただ,1日5mgを切ってからは難しいという話も出た.慎重に進めることになりそう.
▽08年6月6日
Z病院眼科で虹彩炎の定期的診察.炎症は引き続き両目とも全く見られず.
リンデロンAの右目への点眼回数は1日3回から同2回に減らしてもらえた.ミドリンPは引き続き右目に1日3回点眼することになった.
▽08年6月11日
X病院小児科で定期的診察.数日前に風邪をひいたため,採血はしたものの血液検査結果は参考にならず(白血球の数値などが高いが風邪のせいっぽい).
特に痛みを訴えることもなく元気にしていることを担当医に報告.担当医から,発症個所(右膝と右足首)に少し腫れはあるが引き続き熱感はなく,炎症は起きていないだろうとの説明あり.
ステロイド剤の内服量(この時点では1週間のうち5日は日量6mg,2日だけ同5mg)を次週以降どうするかについて担当医から,可能な限り緩やかに減らしたいので,いきなり1日5mgに減量するのではなく,1週間のうち4日間は日量6mg,3日間は同5mgという方式にするよう指示あり.JRA発症から2年余りの中で,一番慎重なステロイド剤の減らし方に.
骨粗しょう症予防用の薬(アクトネル)の内服量が若干増やされた.体重の増加に対応したもの.
▽08年6月19日
Z病院整形外科を臨時受診,右膝をレントゲン撮影.異常はなし.
右膝の腫れが最近,若干大きくなり,左膝に比べ少しだけ温かく,08年2月に「離断性骨軟骨炎」になった時と似た状態だったため,念のためレントゲン撮影したもの.
▽08年6月24日
Z病院小児科で定期的診察.右膝の腫れが気になるため,MRIを予約.
▽08年6月30日
Z病院で右膝をMRIで撮影.
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