2008.02.29 (Friday)
若年性関節リウマチ(JRA)経過メモ(08年1-2月)
下の子(5歳)の若年性関節リウマチ(JRA,別名・若年性特発性関節炎=JIA)と関連症状について,大まかな経過と投薬状況を簡単にメモ.
※これまでの経過についてのエントリ:
06年: 7月まで,8-10月,11-12月
07年: 1-2月,3-4月,5-6月,7-8月,9-10月,11-12月
※これまでの経過についてのエントリ:
06年: 7月まで,8-10月,11-12月
07年: 1-2月,3-4月,5-6月,7-8月,9-10月,11-12月
▽08年1月4日
Z病院眼科で,06年末から患っている虹彩炎(JRAの少関節型で併発することがある)の定期的診察(虹彩炎の説明は以前のエントリ参照).炎症は引き続き両目とも全く見られず,完治は近いかと期待.また,右目の虹彩癒着が解消していることが判明.
炎症がぶり返すといけないので,ステロイド系の点眼薬「リンデロンA」の点眼回数は念のため右目が1日3回,左目が同1回に据え置き.
虹彩癒着の予防・治療用の点眼薬「ミドリンP」は引き続き,右目だけ1日3回点眼することになった.
裸眼視力は右目1.0,左目1.2.眼圧は11と10.
▽08年1月4日(上の眼科受診と同日)
Z病院整形外科を臨時受診.右膝の腫れが続き,弱い痛みもあるため.
担当医からは,手術(手術の話は07年11~12月の経過参照)から1~2カ月くらい腫れが続くのは正常だとの話があった.
CRP(炎症マーカー)とMMP-3(関節破壊マーカー)の数値を調べるため採血.
▽08年1月8日
Z病院小児科で若年性関節リウマチ(JRA,別名・若年性特発性関節炎=JIA)の定期的診察.4日に採取した血液の検査結果が出ており,白血球,CRP,抗CCP抗体,リウマチ因子は基準値の範囲内.一方,MMP-3と血小板は基準値の上限をやや上回った.ただ,MMP-3の数値は,JRA再燃の一歩手前とされた07年春に比べるとほぼ半減.
現状を,強い痛みもなくCRPも正常値の小康状態とみるか,腫れと弱い痛みがありMMP-3も陽性の危うい状態とみるかは難しく,主治医も判断できず.
引き続き,ステロイド剤(プレドニン錠)1日5mg(1錠),ビスホスホネート製剤(アクトネル錠)1日2.5mg(1錠),免疫抑制剤メトトレキサート(リウマトレックス)1週間6mg(3カプセル),葉酸(フォリアミン錠)1週間5mg(1錠)を処方された.
▽08年1月25日
Z病院小児科で若年性関節リウマチ(JRA,別名・若年性特発性関節炎=JIA)の定期的診察.生物学的製剤(抗サイトカイン薬)を使用するかどうかを本格的に検討するため,主治医からY病院への紹介状を頂く(主治医がY病院側と日取りまで調整してくれた).
生物学的製剤については,以前のエントリ(免疫抑制剤と抗サイトカイン薬の情報メモ,エタネルセプト問題報道メモ,若年性関節リウマチ(JRA)関節型用の生物製剤メモ)参照.
ステロイド剤,免疫抑制剤などの処方は変更なし.
▽08年1月25日(上の小児科受診と同日)
Z病院眼科で虹彩炎の定期的診察.散瞳薬で目を開かせてよく見てもらったところ,まだほんの少しだけ炎症があることが判明.
リンデロンAとミドリンPの点眼回数は据え置き.
▽08年1月31日
Z病院小児科の主治医から紹介を受け,Y病院小児科を受診.若年性関節リウマチ(JRA,別名・若年性特発性関節炎=JIA)の治療のため,生物学的製剤(抗サイトカイン薬)の使用を開始する方針が固まった.
医師からは▽2007年春にJRAが再燃しかけた▽07年12月の右膝関節鏡手術の結果,JRAが活動的だと判明した──ことから,メトトレキサートを過去2年近く続けた効果は出ておらず,生物学的製剤に切り替えた方がいいとの話があった.
右膝に腫れがあるものの強い痛みはなく,血液検査でもCRPの数値は高くないことについては,▽関節の閉じた空間の中で炎症が起きていても,それが関節の外にまで波及せず,そのため血液検査に現れてこないケースはある▽うちの子の場合,JRAが再燃しかけたり,腫れがあって今も活動的だったりするので,そういうケースではないか──と説明された.
選択できる生物学的製剤としては,▽エタネルセプト(商品名エンブレル)▽トシリズマブ(商品名アクテムラ・開発名MRA)▽アダリムマブ(商品名ヒュミラ)──の3種類が挙げられた(この3種類については以前のエントリ参照).ただ,どれも今すぐは使用できず,厚生労働省による適応承認や治験開始を待つ必要がある.
このほか,JRAが右膝に加え,右足首にも発症していることが判明(痛みはなし).発症個所はこの2カ所で,JRAの少関節型との診断が確定.
以前問題のあった右ひじ(06年7月までの経過参照)は,少なくとも今はJRAの発症個所ではないと診断された.
右膝の腫れについては,膝の上部の腫れと,夕方になると膝の下部に現れてくる腫れ(07年12月の手術後に現れるようになった)とを区別する見方が示された.上部の腫れがJRAの腫れで,下部の腫れはJRAとは違い,変形性関節症の腫れ方のように思われるとのこと.
右膝の弱い痛みに対処するため,モービックを処方された.1日5mgを内服する.
▽08年2月6日
Z病院整形外科で定期的診察.レントゲン撮影の結果,右膝に新たに「離断性骨軟骨炎」(軟骨の一部が壊死し,骨の一部を道連れにして剥離する恐れがあるという症状)が見つかった(特に痛みはなし).骨をくっつけるため,ギプスで固定.ギプスは3~6週間くらいつけていることになった.
原因は不明とのこと.JRAによる影響の可能性も.
▽08年2月8日
Z病院小児科を臨時受診.「離断性骨軟骨炎」について,右膝で続いている疑いがあるJRAによる炎症が原因ではないかという妻と自分の見立てを主治医に伝え,炎症を抑え込むためにステロイド剤を増量することに.過去1年近く1日5mgにしていたステロイド剤の内服量を1日10mgに増量.
▽08年2月15日
Z病院眼科で虹彩炎の定期的診察.
右目はまだ弱い炎症があり,リンデロンAとミドリンPを引き続き1日3回点眼することに.
左目は炎症はなく,良い状態が続いているため,リンデロンAの点眼をやめることに.左目は1年余りかかってようやく完治したことになる.
眼圧は15と16.
▽08年2月20日
Z病院小児科で若年性関節リウマチ(JRA,別名・若年性特発性関節炎=JIA)の定期的診察.ギプスを外して,右膝を診てもらった.腫れはほとんど解消.ステロイド剤増量の効果か.
これまでカプセル薬「リウマトレックス」の形で処方してもらっていたメトトレキサートを,錠剤「メトレート」の形で処方してもらえることが判明.今後はメトレートを処方してもらうことに.リウマトレックスと同じく週1回6mg(3錠)を内服.
本人がリウマトレックスを嫌がっていた(07年11~12月の経過参照)ので,錠剤になって助かった.
ステロイド剤の内服量は1日10mgに据え置き.
▽08年2月29日
Z病院眼科で虹彩炎の定期的診察.右目は炎症があまりなく小康状態.左目は引き続き炎症なし.
ぶり返すといけないので右目へのリンデロンA,ミドリンPの点眼回数は1日3回に据え置き.
裸眼視力は右目1.0,左目1.2.眼圧は12と14.
Z病院眼科で,06年末から患っている虹彩炎(JRAの少関節型で併発することがある)の定期的診察(虹彩炎の説明は以前のエントリ参照).炎症は引き続き両目とも全く見られず,完治は近いかと期待.また,右目の虹彩癒着が解消していることが判明.
炎症がぶり返すといけないので,ステロイド系の点眼薬「リンデロンA」の点眼回数は念のため右目が1日3回,左目が同1回に据え置き.
虹彩癒着の予防・治療用の点眼薬「ミドリンP」は引き続き,右目だけ1日3回点眼することになった.
裸眼視力は右目1.0,左目1.2.眼圧は11と10.
▽08年1月4日(上の眼科受診と同日)
Z病院整形外科を臨時受診.右膝の腫れが続き,弱い痛みもあるため.
担当医からは,手術(手術の話は07年11~12月の経過参照)から1~2カ月くらい腫れが続くのは正常だとの話があった.
CRP(炎症マーカー)とMMP-3(関節破壊マーカー)の数値を調べるため採血.
▽08年1月8日
Z病院小児科で若年性関節リウマチ(JRA,別名・若年性特発性関節炎=JIA)の定期的診察.4日に採取した血液の検査結果が出ており,白血球,CRP,抗CCP抗体,リウマチ因子は基準値の範囲内.一方,MMP-3と血小板は基準値の上限をやや上回った.ただ,MMP-3の数値は,JRA再燃の一歩手前とされた07年春に比べるとほぼ半減.
現状を,強い痛みもなくCRPも正常値の小康状態とみるか,腫れと弱い痛みがありMMP-3も陽性の危うい状態とみるかは難しく,主治医も判断できず.
引き続き,ステロイド剤(プレドニン錠)1日5mg(1錠),ビスホスホネート製剤(アクトネル錠)1日2.5mg(1錠),免疫抑制剤メトトレキサート(リウマトレックス)1週間6mg(3カプセル),葉酸(フォリアミン錠)1週間5mg(1錠)を処方された.
▽08年1月25日
Z病院小児科で若年性関節リウマチ(JRA,別名・若年性特発性関節炎=JIA)の定期的診察.生物学的製剤(抗サイトカイン薬)を使用するかどうかを本格的に検討するため,主治医からY病院への紹介状を頂く(主治医がY病院側と日取りまで調整してくれた).
生物学的製剤については,以前のエントリ(免疫抑制剤と抗サイトカイン薬の情報メモ,エタネルセプト問題報道メモ,若年性関節リウマチ(JRA)関節型用の生物製剤メモ)参照.
ステロイド剤,免疫抑制剤などの処方は変更なし.
▽08年1月25日(上の小児科受診と同日)
Z病院眼科で虹彩炎の定期的診察.散瞳薬で目を開かせてよく見てもらったところ,まだほんの少しだけ炎症があることが判明.
リンデロンAとミドリンPの点眼回数は据え置き.
▽08年1月31日
Z病院小児科の主治医から紹介を受け,Y病院小児科を受診.若年性関節リウマチ(JRA,別名・若年性特発性関節炎=JIA)の治療のため,生物学的製剤(抗サイトカイン薬)の使用を開始する方針が固まった.
医師からは▽2007年春にJRAが再燃しかけた▽07年12月の右膝関節鏡手術の結果,JRAが活動的だと判明した──ことから,メトトレキサートを過去2年近く続けた効果は出ておらず,生物学的製剤に切り替えた方がいいとの話があった.
右膝に腫れがあるものの強い痛みはなく,血液検査でもCRPの数値は高くないことについては,▽関節の閉じた空間の中で炎症が起きていても,それが関節の外にまで波及せず,そのため血液検査に現れてこないケースはある▽うちの子の場合,JRAが再燃しかけたり,腫れがあって今も活動的だったりするので,そういうケースではないか──と説明された.
選択できる生物学的製剤としては,▽エタネルセプト(商品名エンブレル)▽トシリズマブ(商品名アクテムラ・開発名MRA)▽アダリムマブ(商品名ヒュミラ)──の3種類が挙げられた(この3種類については以前のエントリ参照).ただ,どれも今すぐは使用できず,厚生労働省による適応承認や治験開始を待つ必要がある.
このほか,JRAが右膝に加え,右足首にも発症していることが判明(痛みはなし).発症個所はこの2カ所で,JRAの少関節型との診断が確定.
以前問題のあった右ひじ(06年7月までの経過参照)は,少なくとも今はJRAの発症個所ではないと診断された.
右膝の腫れについては,膝の上部の腫れと,夕方になると膝の下部に現れてくる腫れ(07年12月の手術後に現れるようになった)とを区別する見方が示された.上部の腫れがJRAの腫れで,下部の腫れはJRAとは違い,変形性関節症の腫れ方のように思われるとのこと.
右膝の弱い痛みに対処するため,モービックを処方された.1日5mgを内服する.
▽08年2月6日
Z病院整形外科で定期的診察.レントゲン撮影の結果,右膝に新たに「離断性骨軟骨炎」(軟骨の一部が壊死し,骨の一部を道連れにして剥離する恐れがあるという症状)が見つかった(特に痛みはなし).骨をくっつけるため,ギプスで固定.ギプスは3~6週間くらいつけていることになった.
原因は不明とのこと.JRAによる影響の可能性も.
▽08年2月8日
Z病院小児科を臨時受診.「離断性骨軟骨炎」について,右膝で続いている疑いがあるJRAによる炎症が原因ではないかという妻と自分の見立てを主治医に伝え,炎症を抑え込むためにステロイド剤を増量することに.過去1年近く1日5mgにしていたステロイド剤の内服量を1日10mgに増量.
▽08年2月15日
Z病院眼科で虹彩炎の定期的診察.
右目はまだ弱い炎症があり,リンデロンAとミドリンPを引き続き1日3回点眼することに.
左目は炎症はなく,良い状態が続いているため,リンデロンAの点眼をやめることに.左目は1年余りかかってようやく完治したことになる.
眼圧は15と16.
▽08年2月20日
Z病院小児科で若年性関節リウマチ(JRA,別名・若年性特発性関節炎=JIA)の定期的診察.ギプスを外して,右膝を診てもらった.腫れはほとんど解消.ステロイド剤増量の効果か.
これまでカプセル薬「リウマトレックス」の形で処方してもらっていたメトトレキサートを,錠剤「メトレート」の形で処方してもらえることが判明.今後はメトレートを処方してもらうことに.リウマトレックスと同じく週1回6mg(3錠)を内服.
本人がリウマトレックスを嫌がっていた(07年11~12月の経過参照)ので,錠剤になって助かった.
ステロイド剤の内服量は1日10mgに据え置き.
▽08年2月29日
Z病院眼科で虹彩炎の定期的診察.右目は炎症があまりなく小康状態.左目は引き続き炎症なし.
ぶり返すといけないので右目へのリンデロンA,ミドリンPの点眼回数は1日3回に据え置き.
裸眼視力は右目1.0,左目1.2.眼圧は12と14.
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しばらくお休みしました!!
コメントを書いてくれていた方、またこのブログ見てくださった方何も報告なしに突然途絶えてしまって申し訳ありません。実は、主人が1月に体調を崩してしまい、2月に手術でした...
| 子育て日記 | 2008.03.10 12:16 |