2007.12.30 (Sunday)
若年性関節リウマチ(JRA)経過メモ(07年11-12月)
下の子(5歳)の若年性関節リウマチ(JRA,別名・若年性特発性関節炎=JIA)と関連症状について,大まかな経過と投薬状況を簡単にメモ.
※これまでの経過についてのエントリ:
06年7月までの経過
06年8-10月の経過
06年11-12月の経過
07年1-2月の経過
07年3-4月の経過
07年5-6月の経過
07年7-8月の経過
07年9-10月の経過
※これまでの経過についてのエントリ:
06年7月までの経過
06年8-10月の経過
06年11-12月の経過
07年1-2月の経過
07年3-4月の経過
07年5-6月の経過
07年7-8月の経過
07年9-10月の経過
▽07年11月2日
Z病院眼科で虹彩炎の診察(虹彩炎の説明は以前のエントリ参照).炎症は全く見られなくなったとのこと.再発から10カ月余りでようやく終息の兆候か.
炎症がぶり返すといけないので,ステロイド系の点眼薬「リンデロンA」の点眼回数は念のため右目が1日3回,左目が同1回に据え置き.
虹彩癒着の予防・治療用の点眼薬「ミドリンP」は引き続き,右目だけ1日3回点眼することになった.
眼圧は問題なし(両目とも12).
▽07年11月16日
Z病院眼科で虹彩炎の診察.11月2日の前回受診時と同様,炎症は全くなし.
念のため,リンデロンAの点眼回数は今回も右目が1日3回,左目が同1回に据え置き.ミドリンPも右目だけ1日3回に据え置き.
眼圧は問題なし(両目とも11).
▽07年11月19日
Z病院小児科で若年性関節リウマチ(JRA,別名・若年性特発性関節炎=JIA)の定期的診察.虹彩炎の改善傾向を維持するためにも,当面は内服のステロイド薬を1日5mgで続けていこうという話になった.
▽07年11月19日(上の小児科受診と同日)
Z病院で入院前検査(血液検査,検尿,心電図,レントゲンなど).この日分かった限りでは,12月の入院・手術について特に問題はなし.
▽07年11月21日
1年半ほど前から続けている免疫抑制剤メトトレキサート(商品名リウマトレックス)の内服を,非常に嫌がるようになった(カプセルがうまく飲み込めないため,リウマトレックスは薬局でカプセルから粉末を取り出してもらって粉末を飲ませているが,ひどくまずいらしい).
▽07年11月28日
リウマトレックスをアイスクリームに混ぜて内服させることを始める.あまり嫌がらずに飲んでくれるようになる.
▽07年11月30日
Z病院眼科で虹彩炎の診察.11月2日・16日の受診時は炎症が「全くない」と言われたが,今回は「わずかにある」と言われる.ただ,ぶり返したというよりは,比較的良い状態が続いてる感じらしい.
リンデロンAの点眼回数は今回も右目が1日3回,左目が同1回に据え置き.ミドリンPも右目だけ1日3回に据え置き.
▽07年12月10日
Z病院に入院(以前から予定していたもの).
▽07年12月11日
Z病院で右膝の関節鏡手術.9月のMRIと10月のレントゲンの結果,若年性関節リウマチ(JRA,別名・若年性特発性関節炎=JIA)とは別に「滑膜性骨軟骨腫症」の可能性があるとの診断が下された(滑膜性骨軟骨腫症についての説明は以前のエントリ参照)のを受け,▽滑膜性骨軟骨腫症が原因で発生している可能性がある軟骨組織片の捜索・除去▽JRAが原因で異常に増殖している滑膜の除去・検査──をするのが目的.
全身麻酔をかけ,右膝を2カ所小さく切開して器具を入れる手術で,麻酔から覚めて手術室から入院病棟に戻ってくるまで約3時間.右膝の切開個所2カ所は1針ずつ縫合.手術の結果,白い「米粒体」多数が回収された.
術後は右膝に痛みを訴え,手術終了時とその約6時間後に鎮痛剤を投与.
▽07年12月12日
午前に右膝に痛みを訴え,再び鎮痛剤を投与.夜,人や物につかまりながら歩行再開.
▽07年12月13日
この日から鎮痛剤は不要に.自力歩行開始.
▽07年12月14日
Z病院眼科で虹彩炎の診察.炎症は再び「全くなし」.念のためリンデロンAの点眼回数は右目が1日3回,左目が同1回に据え置き.ミドリンPも右目だけ1日3回に据え置き.
眼圧は問題なし(10-11).
▽07年12月15日
Z病院を退院.自力歩行はできるが,20日頃までは,しゃがむのは痛みがあってできなかった.
▽07年12月20日
Z病院の整形外科と小児科を受診.12月11日の手術で回収された物体は検査の結果,軟骨組織片ではないことが判明し,滑膜性骨軟骨腫症の可能性は結局否定された.
この物体は若年性関節リウマチ(JRA,別名・若年性特発性関節炎=JIA)が原因で異常に増殖した滑膜と周辺の摩擦(だか何だか)で発生したゴミとのこと.検査結果に付いてきた所見では,JRAは「活動的」と判断された.
このため,JRAを抑え込まないといけないかなという話になった.9月に免疫抑制剤メトトレキサート(商品名リウマトレックス)を1週間4mgから6mgに増やした効果がまだはっきりしないので,まずは今後数カ月でそれを見極めることになった.
同時に,近い時期に小児科の主治医の紹介を受け,生物学的製剤(抗サイトカイン薬)のエタネルセプト(商品名エンブレル)の治験を行っているY病院に行って相談をし,メトトレキサートをやめてエタネルセプトに切り替える可能性も本格的に検討することになった(エタネルセプトは,少関節型と多関節型のJRAでメトトレキサートの効果がない場合に使われることがある薬.以前のエントリ参照).
悩ましいのは,右膝が腫れたり,JRAが活動的だと言われたりする一方で,右膝に強い痛み(歩けないほどの痛み)はなく,血液検査の結果も白血球やCRPは正常値であること.こういう症例はあるものなのか,またこういう症例で生物学的製剤を使用した事例はあるのかは不明.Y病院で要相談か.
ステロイド剤の内服量は1日5mgに据え置き.
▽07年12月末
夜になると右膝と左膝に弱い痛みを訴える日が続く.右膝の腫れと熱感は,12月11日の手術以前と比べて改善されていない(腫れと熱感に関する限り,JRA再燃の手前と言われた07年3月の状態がほぼそのまま12月末まで続いている.ただ,血液検査の結果はその間に改善している).
Z病院眼科で虹彩炎の診察(虹彩炎の説明は以前のエントリ参照).炎症は全く見られなくなったとのこと.再発から10カ月余りでようやく終息の兆候か.
炎症がぶり返すといけないので,ステロイド系の点眼薬「リンデロンA」の点眼回数は念のため右目が1日3回,左目が同1回に据え置き.
虹彩癒着の予防・治療用の点眼薬「ミドリンP」は引き続き,右目だけ1日3回点眼することになった.
眼圧は問題なし(両目とも12).
▽07年11月16日
Z病院眼科で虹彩炎の診察.11月2日の前回受診時と同様,炎症は全くなし.
念のため,リンデロンAの点眼回数は今回も右目が1日3回,左目が同1回に据え置き.ミドリンPも右目だけ1日3回に据え置き.
眼圧は問題なし(両目とも11).
▽07年11月19日
Z病院小児科で若年性関節リウマチ(JRA,別名・若年性特発性関節炎=JIA)の定期的診察.虹彩炎の改善傾向を維持するためにも,当面は内服のステロイド薬を1日5mgで続けていこうという話になった.
▽07年11月19日(上の小児科受診と同日)
Z病院で入院前検査(血液検査,検尿,心電図,レントゲンなど).この日分かった限りでは,12月の入院・手術について特に問題はなし.
▽07年11月21日
1年半ほど前から続けている免疫抑制剤メトトレキサート(商品名リウマトレックス)の内服を,非常に嫌がるようになった(カプセルがうまく飲み込めないため,リウマトレックスは薬局でカプセルから粉末を取り出してもらって粉末を飲ませているが,ひどくまずいらしい).
▽07年11月28日
リウマトレックスをアイスクリームに混ぜて内服させることを始める.あまり嫌がらずに飲んでくれるようになる.
▽07年11月30日
Z病院眼科で虹彩炎の診察.11月2日・16日の受診時は炎症が「全くない」と言われたが,今回は「わずかにある」と言われる.ただ,ぶり返したというよりは,比較的良い状態が続いてる感じらしい.
リンデロンAの点眼回数は今回も右目が1日3回,左目が同1回に据え置き.ミドリンPも右目だけ1日3回に据え置き.
▽07年12月10日
Z病院に入院(以前から予定していたもの).
▽07年12月11日
Z病院で右膝の関節鏡手術.9月のMRIと10月のレントゲンの結果,若年性関節リウマチ(JRA,別名・若年性特発性関節炎=JIA)とは別に「滑膜性骨軟骨腫症」の可能性があるとの診断が下された(滑膜性骨軟骨腫症についての説明は以前のエントリ参照)のを受け,▽滑膜性骨軟骨腫症が原因で発生している可能性がある軟骨組織片の捜索・除去▽JRAが原因で異常に増殖している滑膜の除去・検査──をするのが目的.
全身麻酔をかけ,右膝を2カ所小さく切開して器具を入れる手術で,麻酔から覚めて手術室から入院病棟に戻ってくるまで約3時間.右膝の切開個所2カ所は1針ずつ縫合.手術の結果,白い「米粒体」多数が回収された.
術後は右膝に痛みを訴え,手術終了時とその約6時間後に鎮痛剤を投与.
▽07年12月12日
午前に右膝に痛みを訴え,再び鎮痛剤を投与.夜,人や物につかまりながら歩行再開.
▽07年12月13日
この日から鎮痛剤は不要に.自力歩行開始.
▽07年12月14日
Z病院眼科で虹彩炎の診察.炎症は再び「全くなし」.念のためリンデロンAの点眼回数は右目が1日3回,左目が同1回に据え置き.ミドリンPも右目だけ1日3回に据え置き.
眼圧は問題なし(10-11).
▽07年12月15日
Z病院を退院.自力歩行はできるが,20日頃までは,しゃがむのは痛みがあってできなかった.
▽07年12月20日
Z病院の整形外科と小児科を受診.12月11日の手術で回収された物体は検査の結果,軟骨組織片ではないことが判明し,滑膜性骨軟骨腫症の可能性は結局否定された.
この物体は若年性関節リウマチ(JRA,別名・若年性特発性関節炎=JIA)が原因で異常に増殖した滑膜と周辺の摩擦(だか何だか)で発生したゴミとのこと.検査結果に付いてきた所見では,JRAは「活動的」と判断された.
このため,JRAを抑え込まないといけないかなという話になった.9月に免疫抑制剤メトトレキサート(商品名リウマトレックス)を1週間4mgから6mgに増やした効果がまだはっきりしないので,まずは今後数カ月でそれを見極めることになった.
同時に,近い時期に小児科の主治医の紹介を受け,生物学的製剤(抗サイトカイン薬)のエタネルセプト(商品名エンブレル)の治験を行っているY病院に行って相談をし,メトトレキサートをやめてエタネルセプトに切り替える可能性も本格的に検討することになった(エタネルセプトは,少関節型と多関節型のJRAでメトトレキサートの効果がない場合に使われることがある薬.以前のエントリ参照).
悩ましいのは,右膝が腫れたり,JRAが活動的だと言われたりする一方で,右膝に強い痛み(歩けないほどの痛み)はなく,血液検査の結果も白血球やCRPは正常値であること.こういう症例はあるものなのか,またこういう症例で生物学的製剤を使用した事例はあるのかは不明.Y病院で要相談か.
ステロイド剤の内服量は1日5mgに据え置き.
▽07年12月末
夜になると右膝と左膝に弱い痛みを訴える日が続く.右膝の腫れと熱感は,12月11日の手術以前と比べて改善されていない(腫れと熱感に関する限り,JRA再燃の手前と言われた07年3月の状態がほぼそのまま12月末まで続いている.ただ,血液検査の結果はその間に改善している).
| 若年性関節リウマチ(JRA)::経過メモ | 23:40 | comments (2) | trackback (0) | permalink |
コメント
>ちぃさん
返信が遅くなり失礼致しました.
大人になってお子様までお持ちの方がいらっしゃることを聞くと大変心強く思います.コメントありがとうございました.
返信が遅くなり失礼致しました.
大人になってお子様までお持ちの方がいらっしゃることを聞くと大変心強く思います.コメントありがとうございました.
| tk(管理人) | EMAIL | URL | 2008.06.12 23:50 | 6nylXSfE |
初めまして
私も1歳半から若年性の関節リウマチです
今現在は31歳で二児のママです
お子さんの看病
きっと並大抵のものではないと思います
負けないで頑張ってくださいね^^
私はJRAが成人しても治まらず
成人スチル病に移行しました
関節はボロボロですが現実仕方ないと
受け止めてます
お子さんも負けないで頑張ってくださいね
私も1歳半から若年性の関節リウマチです
今現在は31歳で二児のママです
お子さんの看病
きっと並大抵のものではないと思います
負けないで頑張ってくださいね^^
私はJRAが成人しても治まらず
成人スチル病に移行しました
関節はボロボロですが現実仕方ないと
受け止めてます
お子さんも負けないで頑張ってくださいね
| ちぃ | EMAIL | URL | 2008.05.22 5:36 | /G4pIWy. |