若年性関節リウマチ(JRA)経過メモ(07年7-8月)

下の子(5歳)の若年性関節リウマチ(JRA,別名・若年性特発性関節炎=JIA)と関連症状について,大まかな経過と投薬状況を簡単にメモ.

※これまでの経過についてのエントリ:
06年7月までの経過
06年8-10月の経過
06年11-12月の経過
07年1-2月の経過
07年3-4月の経過
07年5-6月の経過

▽07年7月4日

 Z病院小児科で,若年性関節リウマチ(JRA,別名・若年性特発性関節炎=JIA)の定期的診察.膝に時々弱い痛みを訴えるほかは特に問題がないことを主治医に報告.

 4月の血液検査でMMP-3(関節破壊マーカー)が標準値を超えていたことが心配と主治医に相談.主治医からは,痛みで歩けないとか膝が熱いとかいった症状が出ていない以上,心配することはないとの話があった.

 少関節型のJRAで併発することが多い虹彩炎(去年12月から同じZ病院の眼科で治療中)は改善しているものの完治には至っておらず,まだステロイド系の点眼薬を点眼していることを主治医に報告.

 内服のステロイド剤は,虹彩炎との兼ね合いもあり,減量せずに1日5mgの内服を続けることになった.

 診察後に採血.

▽07年7月4日(上の小児科受診と同じ日)

 Z病院整形外科を受診.右膝に変形は見られず,特に問題は見受けられないとの話だった.

▽07年7月6日

 Z病院眼科で虹彩炎の診察.1カ月前の前回診察時は炎症がほぼなくなっていたのに,今回はまた炎症が出てきたことが判明.ただ炎症は強くはないとのこと.

 1日1回まで減っていたステロイド系の点眼薬「リンデロンA」の点眼回数を,両目とも同2回に再び増やすことになった.

 虹彩癒着の予防・治療用の点眼薬「ミドリンP」の左目への点眼も再開することになった(1日1回).右目はこれまで通り1日3回のミドリンP点眼を続けることになった.

 裸眼視力は右目が0.9,左目が1.2.眼圧は問題なし.

▽07年7月20日

 Z病院眼科で虹彩炎の診察.炎症はまだあるものの,症状は再び良くなり始めたとのことだった.

 またぶり返してもいけないので,点眼薬は減らさず.点眼回数は引き続きリンデロンAが両目とも1日2回,ミドリンPが右目に同3回,左目に同1回.

▽07年7月31日

 Z病院小児科で若年性関節リウマチ(JRA,別名・若年性特発性関節炎=JIA)の定期的診察.7月6日の眼科受診で虹彩炎がぶり返したのが判明したため,ステロイド剤の内服量は今回も減らさず,1日5mgに据え置き.

 7月4日に採取した血液の検査結果では,CRP(炎症マーカー),白血球,赤沈(血沈),フェリチン,抗CCP抗体の数値がいずれも標準値の範囲内.血小板と抗核抗体(ANA)が標準値を上回ってた.MMP-3(関節破壊マーカー)は計測せず.

 主治医は血液検査の結果について「問題なし」と評価.

 あと主治医は,虹彩炎が長引いていることに関連して,内服のステロイド剤の減量再開が1~2年後になる可能性を示唆.

 こちらから主治医に対し,免疫抑制剤メトトレキサート(リウマトレックス)の内服量(今は1週間に1回4mg)を増量する可能性について相談.JIA再燃が疑われた今年3月のような事態を回避する方法の1つとして,メトトレキサートの増量が可能かどうか訊いた(某SNSのJIA関連のトピックで,再燃の際にメトトレキサートを増量した事例を読んだことも背景にある).

 主治医からは,下の子の体重(15kgくらい)から考えて,6mgへの増量は可能であり,どうしても必要なケースでは最高8mgでもいいかもしれないとの回答.ただ,実際に予防的な増量を行うかどうかについては主治医は否定的だった.今は症状が悪くなっているわけではなく,むしろ落ち着いているため.

▽07年8月24日

 Z病院眼科で虹彩炎の診察.炎症は引き続き弱まり,かなりひいたものの,まだあるとのこと.

 また炎症がぶり返してもいけないので,リンデロンAの点眼回数は減らさず,両目とも引き続き1日2回とすることになった.ミドリンPも引き続き右目に1日3回,左目に同1回の点眼を指示された.

 裸眼視力は右目が1.0,左目が1.2.眼圧は問題なし.

▽07年8月29日

 Z病院小児科で若年性関節リウマチ(JRA,別名・若年性特発性関節炎=JIA)の定期的診察.虹彩炎への悪影響を避けるため,ステロイド剤は減量せずに1日5mgに据え置き.

 うちの子のJIAについて主治医から▽症状は落ち着いていて一見順調なものの,今後数年経ってみたら実はメトトレキサートがそんなに効いてなかったと判明する可能性はないか▽そこでメトトレキサートを増量する(今は体重15kgで1週間に1度4mg投与.主治医によれば6mgか8mgに増量できる.欧米並みにするなら10mgも可能とのこと)か,別の薬(主治医によれば注射で投与する「治験薬」.関節型向けの生物学的製剤か)を使ってもいいのではないか──と思い悩んでいるとの話あり.右膝が腫れてJIA再燃が疑われた今年3月の事態を念頭に置いたもの.

 主治医は「JIAの専門医と交流があるので,私の方から今度相談してみる.あるいは,(主治医の紹介を受けて)ご家族が本人をJIAの専門医に直接診てもらって相談するならその方が望ましい」と話した.

 まず今のメトトレキサートの投与で効果が出ているかどうかを判断する目安にするため,早めにMRIを再び撮るよう言われた.

▽07年8月29日(上の小児科受診と同じ日)

 Z病院整形外科を受診.MRIの手配を依頼.右膝の腫れがまだひかないことについては多少懸念があるようで,腫れが大きくなったり,それで痛がるようなら予約外でも来院するように言われた.

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