2017.07.22 (Saturday)
若年性関節リウマチ(JRA)経過メモ(16年9-12月)
下の子(14歳)の若年性関節リウマチ(JRA,別名・若年性特発性関節炎=JIA)少関節型と関連症状について,大まかな経過と投薬状況を簡単にメモ.
※これまでの経過についてのエントリ:
06年: 7月まで,8-10月,11-12月
07年: 1-2月,3-4月,5-6月,7-8月,9-10月,11-12月
08年: 1-2月,3-4月,5-6月,7-8月,9-10月,11-12月
09年: 1-2月,3-4月,5-6月,7-8月,9-10月,11-12月
10年: 1-2月,3-4月,5-6月,7-8月,9-10月,11-12月
11年: 1-2月,3-4月,5-6月,7-8月,9-10月,11-12月
12年: 1-2月,3-6月,7-10月,11-12月
13年: 1-2月,3-4月,5-6月,7-8月,9-10月,11-12月
14年: 1-2月,3-4月,5-6月,7-8月,9-10月,11-12月
15年: 1-2月,3-4月,5-6月,7-9月,10-12月
16年: 1-6月,7-8月
16年9-12月は,若年性関節リウマチ(JRA)については引き続き特に問題はなかったが,13年11月に白内障の手術を受けた右目が「後発白内障」を発症し,レーザーで処置した.虹彩炎の方は落ち着いていた.
9-12月の時系列順の経過は次の通り:
▽16年9月23日
W眼科でぶどう膜炎(若年性関節リウマチ=JRA=の少関節型で発症することがある虹彩炎はぶどう膜炎の一種)の専門医による診察.要点は次の通り:
・目の炎症は全くないが,「跡」は残っているとのこと.
・眼圧は両目とも8.矯正視力は1.0.
・ステロイド系点眼薬「リンデロン」の点眼回数は1日1回に減量.虹彩癒着の予防・緩和用の点眼薬「ミドリンP」は同1回にそれぞれ据え置き.
・新しい眼鏡の処方箋を書いて頂く.
※虹彩炎の説明は以前のエントリ参照.
▽16年9月26日
V病院小児科(X病院小児科の主治医の転任先)で若年性関節リウマチ(JRA,別名・若年性特発性関節炎=JIA)の定期的診察.要点は次の通り:
・血液検査をしたところ,焦点のMMP-3(関節破壊マーカー)の数値は32.9ng/mL.標準値の範囲内ではあるものの,15年7月から15回連続で20を超えた値が続いている.CRP(炎症マーカー)は0.03mg/dL,白血球は6700/μLで,いずれも標準値の範囲内で問題なし.
・血液検査の結果,抗核抗体(ANA)を示す抗体価は「40倍」.うちの子は抗体価が高い時に虹彩炎(JRA の少関節型で併発することがあり,うちの子も発症している)が強く出る傾向があるように見受けられるため抗体価を測っている.抗体価は15年9月以降「40倍」で落ち着いており(過去に高い時には80倍,160倍の時もあった),虹彩炎はこの期間,落ち着いている.
・主治医により,生物学的製剤(抗サイトカイン薬)シンポニー(一般名ゴリムマブ,公式ウェブサイトはここ)の皮下注射(38回目).前回(8月19日)から5週間余りの間隔での注射.
※生物学的製剤(抗サイトカイン薬)については以前のエントリの免疫抑制剤と抗サイトカイン薬の情報メモ,エタネルセプト問題報道メモ,若年性関節リウマチ(JRA)関節型用の生物製剤メモなどを参照.
▽16年10月(日付不明)
W眼科でぶどう膜炎(若年性関節リウマチ=JRA=の少関節型で発症することがある虹彩炎はぶどう膜炎の一種)の専門医による診察.リンデロンの点眼回数は1日1回,ミドリンPは同1回にそれぞれ据え置き.
▽16年10月31日
V病院小児科(X病院小児科の主治医の転任先)で若年性関節リウマチ(JRA,別名・若年性特発性関節炎=JIA)の定期的診察.要点は次の通り:
・血液検査をしたところ,焦点のMMP-3(関節破壊マーカー)の数値は35.2ng/mL.標準値の範囲内ではあるものの,15年7月から16回連続で20を超えた値が続いている.CRP(炎症マーカー)は0.03mg/dL,白血球は5300/μLで,いずれも標準値の範囲内で問題なし.
・血液検査の結果,抗核抗体(ANA)を示す抗体価は「80倍」.うちの子は抗体価が高い時に虹彩炎(JRA の少関節型で併発することがあり,うちの子も発症している)が強く出る傾向があるように見受けられるため抗体価を測っている.抗体価は15年9月から16年9月まで「40倍」で落ち着いており,虹彩炎はこの期間,落ち着いていた.
・主治医により,生物学的製剤(抗サイトカイン薬)シンポニー(一般名ゴリムマブ,公式ウェブサイトはここ)の皮下注射(39回目).前回(9月26日)からちょうど5週間の間隔での注射.
▽16年11月22日
11月20日から右目がよく見えず,W眼科を臨時受診.要点は次の通り:
・右目のレンズ(13年11月の白内障手術で入れた人工レンズ)の後ろの薄皮が汚れているとのこと.汚れの除去はレーザーか手術になるとのこと.
・とりあえず1日1回だったリンデロンの点眼回数を同3回に増やして様子を見ることに(炎症が原因の場合,それで改善する可能性もあるため).ミドリンPは同1回に据え置き.
▽16年11月29日
W眼科を再受診.要点は次の通り:
・右目がよく見えない問題は,リンデロンを増やして1週間が経過しても良くなっていないため,炎症のせいではないと判断.
・右目の矯正視力は0.9出ており,急ぐ必要はないとのことだが,治療するならレーザーとのことなので,レーザー処置の設備があるX病院眼科への紹介状を書いて頂く.
・リンデロンの点眼回数は1日1回に戻すことに.ミドリンPは同1回に据え置き.
▽16年12月5日
V病院小児科(X病院小児科の主治医の転任先)で若年性関節リウマチ(JRA,別名・若年性特発性関節炎=JIA)の定期的診察.要点は次の通り:
・血液検査をしたところ,焦点のMMP-3(関節破壊マーカー)の数値は32.7ng/mL.標準値の範囲内ではあるものの,15年7月から17回連続で20を超えた値が続いている.CRP(炎症マーカー)は0.27mg/dL,白血球は9000/μLでいずれも高い数値となった.風邪のせいとみられる.
・血液検査の結果,抗核抗体(ANA)を示す抗体価は「40倍」.うちの子は抗体価が高い時に虹彩炎(JRA の少関節型で併発することがあり,うちの子も発症している)が強く出る傾向があるように見受けられるため抗体価を測っている.抗体価は15年9月以降,16年10月を除いて「40倍」で落ち着いている.
・主治医により,生物学的製剤(抗サイトカイン薬)シンポニー(一般名ゴリムマブ,公式ウェブサイトはここ)の皮下注射(40回目).前回(10月31日)からちょうど5週間の間隔での注射.
▽16年12月9日
X病院眼科を受診.要点は次の通り:
・11月に発生した右目の問題(人工レンズの後ろの薄皮の汚れ)について,レーザー処置をするか相談(W眼科からの紹介状を持参).
・白内障の手術(右目は13年11月)の際に砕いた水晶体の細胞が皮(水晶体が入っていた袋)の中に残っていると,細胞が増殖して濁りが出てくる「後発白内障」になることがあり,今回の症状はそれに当たるとのこと.若い人ほど細胞が増殖してこの問題が生じるという.
・レーザーによる処置は,袋を開いて破って細胞を外に出してやるというもの.局所麻酔で10分間で処置は終わるとのこと.袋を破くことによる影響はほぼない(外と中がつながることで一時的に眼圧が上がることがあり,網膜剥離の例もあるが,稀であり1%未満のはずで,「少なくとも自分は見たことがない」とのこと).破いた袋はそのままにしておく.綴じてしまうとまた見えなくなることがあるので,破れたままでOKとのこと.
・レーザー処置の予約をして診察終了.
▽16年12月26日(上の眼科受診と同日)
X病院眼科で右目のレーザー処置(処置内容は上の12月9日の内容の通り).
右目のリンデロンの点眼回数は処置後1週間だけ,1日3回に増やすよう指示される.
※これまでの経過についてのエントリ:
06年: 7月まで,8-10月,11-12月
07年: 1-2月,3-4月,5-6月,7-8月,9-10月,11-12月
08年: 1-2月,3-4月,5-6月,7-8月,9-10月,11-12月
09年: 1-2月,3-4月,5-6月,7-8月,9-10月,11-12月
10年: 1-2月,3-4月,5-6月,7-8月,9-10月,11-12月
11年: 1-2月,3-4月,5-6月,7-8月,9-10月,11-12月
12年: 1-2月,3-6月,7-10月,11-12月
13年: 1-2月,3-4月,5-6月,7-8月,9-10月,11-12月
14年: 1-2月,3-4月,5-6月,7-8月,9-10月,11-12月
15年: 1-2月,3-4月,5-6月,7-9月,10-12月
16年: 1-6月,7-8月
16年9-12月は,若年性関節リウマチ(JRA)については引き続き特に問題はなかったが,13年11月に白内障の手術を受けた右目が「後発白内障」を発症し,レーザーで処置した.虹彩炎の方は落ち着いていた.
9-12月の時系列順の経過は次の通り:
▽16年9月23日
W眼科でぶどう膜炎(若年性関節リウマチ=JRA=の少関節型で発症することがある虹彩炎はぶどう膜炎の一種)の専門医による診察.要点は次の通り:
・目の炎症は全くないが,「跡」は残っているとのこと.
・眼圧は両目とも8.矯正視力は1.0.
・ステロイド系点眼薬「リンデロン」の点眼回数は1日1回に減量.虹彩癒着の予防・緩和用の点眼薬「ミドリンP」は同1回にそれぞれ据え置き.
・新しい眼鏡の処方箋を書いて頂く.
※虹彩炎の説明は以前のエントリ参照.
▽16年9月26日
V病院小児科(X病院小児科の主治医の転任先)で若年性関節リウマチ(JRA,別名・若年性特発性関節炎=JIA)の定期的診察.要点は次の通り:
・血液検査をしたところ,焦点のMMP-3(関節破壊マーカー)の数値は32.9ng/mL.標準値の範囲内ではあるものの,15年7月から15回連続で20を超えた値が続いている.CRP(炎症マーカー)は0.03mg/dL,白血球は6700/μLで,いずれも標準値の範囲内で問題なし.
・血液検査の結果,抗核抗体(ANA)を示す抗体価は「40倍」.うちの子は抗体価が高い時に虹彩炎(JRA の少関節型で併発することがあり,うちの子も発症している)が強く出る傾向があるように見受けられるため抗体価を測っている.抗体価は15年9月以降「40倍」で落ち着いており(過去に高い時には80倍,160倍の時もあった),虹彩炎はこの期間,落ち着いている.
・主治医により,生物学的製剤(抗サイトカイン薬)シンポニー(一般名ゴリムマブ,公式ウェブサイトはここ)の皮下注射(38回目).前回(8月19日)から5週間余りの間隔での注射.
※生物学的製剤(抗サイトカイン薬)については以前のエントリの免疫抑制剤と抗サイトカイン薬の情報メモ,エタネルセプト問題報道メモ,若年性関節リウマチ(JRA)関節型用の生物製剤メモなどを参照.
▽16年10月(日付不明)
W眼科でぶどう膜炎(若年性関節リウマチ=JRA=の少関節型で発症することがある虹彩炎はぶどう膜炎の一種)の専門医による診察.リンデロンの点眼回数は1日1回,ミドリンPは同1回にそれぞれ据え置き.
▽16年10月31日
V病院小児科(X病院小児科の主治医の転任先)で若年性関節リウマチ(JRA,別名・若年性特発性関節炎=JIA)の定期的診察.要点は次の通り:
・血液検査をしたところ,焦点のMMP-3(関節破壊マーカー)の数値は35.2ng/mL.標準値の範囲内ではあるものの,15年7月から16回連続で20を超えた値が続いている.CRP(炎症マーカー)は0.03mg/dL,白血球は5300/μLで,いずれも標準値の範囲内で問題なし.
・血液検査の結果,抗核抗体(ANA)を示す抗体価は「80倍」.うちの子は抗体価が高い時に虹彩炎(JRA の少関節型で併発することがあり,うちの子も発症している)が強く出る傾向があるように見受けられるため抗体価を測っている.抗体価は15年9月から16年9月まで「40倍」で落ち着いており,虹彩炎はこの期間,落ち着いていた.
・主治医により,生物学的製剤(抗サイトカイン薬)シンポニー(一般名ゴリムマブ,公式ウェブサイトはここ)の皮下注射(39回目).前回(9月26日)からちょうど5週間の間隔での注射.
▽16年11月22日
11月20日から右目がよく見えず,W眼科を臨時受診.要点は次の通り:
・右目のレンズ(13年11月の白内障手術で入れた人工レンズ)の後ろの薄皮が汚れているとのこと.汚れの除去はレーザーか手術になるとのこと.
・とりあえず1日1回だったリンデロンの点眼回数を同3回に増やして様子を見ることに(炎症が原因の場合,それで改善する可能性もあるため).ミドリンPは同1回に据え置き.
▽16年11月29日
W眼科を再受診.要点は次の通り:
・右目がよく見えない問題は,リンデロンを増やして1週間が経過しても良くなっていないため,炎症のせいではないと判断.
・右目の矯正視力は0.9出ており,急ぐ必要はないとのことだが,治療するならレーザーとのことなので,レーザー処置の設備があるX病院眼科への紹介状を書いて頂く.
・リンデロンの点眼回数は1日1回に戻すことに.ミドリンPは同1回に据え置き.
▽16年12月5日
V病院小児科(X病院小児科の主治医の転任先)で若年性関節リウマチ(JRA,別名・若年性特発性関節炎=JIA)の定期的診察.要点は次の通り:
・血液検査をしたところ,焦点のMMP-3(関節破壊マーカー)の数値は32.7ng/mL.標準値の範囲内ではあるものの,15年7月から17回連続で20を超えた値が続いている.CRP(炎症マーカー)は0.27mg/dL,白血球は9000/μLでいずれも高い数値となった.風邪のせいとみられる.
・血液検査の結果,抗核抗体(ANA)を示す抗体価は「40倍」.うちの子は抗体価が高い時に虹彩炎(JRA の少関節型で併発することがあり,うちの子も発症している)が強く出る傾向があるように見受けられるため抗体価を測っている.抗体価は15年9月以降,16年10月を除いて「40倍」で落ち着いている.
・主治医により,生物学的製剤(抗サイトカイン薬)シンポニー(一般名ゴリムマブ,公式ウェブサイトはここ)の皮下注射(40回目).前回(10月31日)からちょうど5週間の間隔での注射.
▽16年12月9日
X病院眼科を受診.要点は次の通り:
・11月に発生した右目の問題(人工レンズの後ろの薄皮の汚れ)について,レーザー処置をするか相談(W眼科からの紹介状を持参).
・白内障の手術(右目は13年11月)の際に砕いた水晶体の細胞が皮(水晶体が入っていた袋)の中に残っていると,細胞が増殖して濁りが出てくる「後発白内障」になることがあり,今回の症状はそれに当たるとのこと.若い人ほど細胞が増殖してこの問題が生じるという.
・レーザーによる処置は,袋を開いて破って細胞を外に出してやるというもの.局所麻酔で10分間で処置は終わるとのこと.袋を破くことによる影響はほぼない(外と中がつながることで一時的に眼圧が上がることがあり,網膜剥離の例もあるが,稀であり1%未満のはずで,「少なくとも自分は見たことがない」とのこと).破いた袋はそのままにしておく.綴じてしまうとまた見えなくなることがあるので,破れたままでOKとのこと.
・レーザー処置の予約をして診察終了.
▽16年12月26日(上の眼科受診と同日)
X病院眼科で右目のレーザー処置(処置内容は上の12月9日の内容の通り).
右目のリンデロンの点眼回数は処置後1週間だけ,1日3回に増やすよう指示される.
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