2010.08.31 (Tuesday)
若年性関節リウマチ(JRA)経過メモ(10年7-8月)
下の子(8歳)の若年性関節リウマチ(JRA,別名・若年性特発性関節炎=JIA)少関節型と関連症状について,大まかな経過と投薬状況を簡単にメモ.
※これまでの経過についてのエントリ:
06年: 7月まで,8-10月,11-12月
07年: 1-2月,3-4月,5-6月,7-8月,9-10月,11-12月
08年: 1-2月,3-4月,5-6月,7-8月,9-10月,11-12月
09年: 1-2月,3-4月,5-6月,7-8月,9-10月,11-12月
10年: 1-2月,3-4月,5-6月
▽10年7月2日
Z病院眼科で,虹彩炎(JRAの少関節型で併発することがある)の定期的診察(虹彩炎の説明は以前のエントリ参照).
両目に再発していることが4月に判明した虹彩炎は,左目が6月の前回受診時より一層悪化.前回受診時に炎症がおさまっていた右目は今回,炎症が再発していることが判明.
ステロイド系点眼薬「リンデロンA」の点眼回数は右目が1日2回,左目が同3〜4回だったのを,両目とも同4回に増やすよう指示された.
虹彩癒着の予防・治療用の点眼薬「ミドリンP」も引き続き両目に1日1回点眼する.
眼圧と視力には問題なし.
▽10年7月21日
X病院小児科で若年性関節リウマチ(JRA,別名・若年性特発性関節炎=JIA)の定期的診察.要点は次の通り:
・虹彩炎の悪化を受け,08年10月から使ってきた生物学的製剤(抗サイトカイン薬)エタネルセプト(商品名エンブレル)の使用をやめ,別の生物学的製剤アダリムマブ(商品名ヒュミラ)に切り替えることが最終的に決まり,その場で初回投与.
・エンブレルはJRAには有効でも虹彩炎には必ずしも効果がないらしく,うちの子はエンブレルを使い始めてからも断続的に虹彩炎に悩まされている.ステロイド系の目薬はもう3年以上連続で使用中.最適な治療法を眼科の担当医と小児科の主治医にずっと相談してきた.主治医の話では,今回使用を開始した生物学的製剤ヒュミラは虹彩炎にも効果があるとされる.
・ヒュミラは2週間に1回,皮下注射で投与する.エンブレルと同様,自宅で皮下注射をすることになった.
・JRA発症個所の右膝をはじめ,全身の関節にいずれも痛み,腫れ,熱感はなし.
・血液検査では,焦点のMMP-3(関節破壊マーカー)をはじめ,CRP(炎症マーカー),白血球などの数値には問題なし.抗核抗体(ANA)を示す「抗体価」の数値は診察時にはまだ得られず.前回採取した血液の検査結果で,抗体価が「80倍」だったことが判明.
・薬の処方は次の通り:
▽ビスホスホネート製剤(アクトネル錠)2週に1回17.5mg(1錠)
▽生物学的製剤(抗サイトカイン薬)「ヒュミラ」(一般名アダリムマブ)皮下注射用40mgシリンジ0.8ml(2週間に1回,自宅で皮下注射)
※生物学的製剤(抗サイトカイン薬)については以前のエントリの免疫抑制剤と抗サイトカイン薬の情報メモ,エタネルセプト問題報道メモ,若年性関節リウマチ(JRA)関節型用の生物製剤メモなどを参照.
▽10年7月29日
Z病院眼科で虹彩炎の定期的診察.左目の炎症は解消され,右目にごく弱い炎症が残るだけになるという大幅な改善が見られた.
新しい生物学的製剤はこの時点までに1回しか投与していない.担当医からは,虹彩炎の改善が生物学的製剤切り替えの効果なのか,ステロイド系の目薬を1日4回点眼してきた効果なのかは分からないとの指摘があった.ただ,ステロイド系の点眼薬でこれほど劇的に虹彩炎が良くなったことはなかったように思う.
リンデロンAは引き続き両目に1日4回点眼するよう指示された.ミドリンPも引き続き両目に1日1回点眼する.
▽10年7月29日(上の眼科受診と同日)
Z病院小児科(元々の通院先)で若年性関節リウマチ(JRA,別名・若年性特発性関節炎=JIA)の定期的診察.生物学的製剤をエンブレルからヒュミラに切り替えたことを本来の主治医に報告.
▽10年7月29日(上の眼科・小児科受診と同日)
Z病院整形外科を受診.若年性関節リウマチ(JRA,別名・若年性特発性関節炎=JIA)発症個所の右膝に現時点では何も問題はないことを確認.
以前に脊柱側弯(そくわん)症に近いのではないかと言われた背骨に問題の疑いのある部分が見つかった.9月にあらためて検査して専門の医師に診てもらうことになった.JRAとの関連は不明.
▽10年8月4日
生物学的製剤ヒュミラ皮下注射(2回目).
▽10年8月18日
生物学的製剤ヒュミラ皮下注射(3回目).
▽10年8月20日
Z病院眼科で虹彩炎の定期的診察.右目に残っていた炎症が解消していることが判明する一方,左目に非常に弱い炎症が再発していることも分かった.
リンデロンAの点眼回数は両目とも1日4回だったのを同3回に減らしてよいと担当医から言われた.ミドリンPは引き続き両目に1日1回点眼する.
▽10年8月20日(上の眼科受診と同日)
Z病院小児科(元々の通院先)で若年性関節リウマチ(JRA,別名・若年性特発性関節炎=JIA)の定期的診察.JRAや虹彩炎,脊柱をめぐる状況を本来の主治医に報告.
数日前から咳とたんが出ていて気になっていた(エンブレルと同様,ヒュミラも使用中は肺炎に要注意のため)ので,診てもらった.特に問題はなく,夏風邪ではないかとのこと.風邪薬を処方される.
▽10年8月25日
X病院小児科で若年性関節リウマチ(JRA,別名・若年性特発性関節炎=JIA)の定期的診察.要点は次の通り:
・JRA発症個所の右膝をはじめ,全身の関節にいずれも痛み,腫れ,熱感はなし.生物学的製剤をエンブレルからヒュミラに切り替えたことによる悪影響は見られず.
・血液検査では,焦点のMMP-3(関節破壊マーカー)をはじめ,CRP(炎症マーカー),白血球などの数値には問題なし.こちらも,生物学的製剤を切り替えたことによる悪影響は見られず.
・生物学的製剤切り替え後の虹彩炎の改善を主治医に報告.
・咳やたんなどの症状について,こちらの主治医にも相談して診察を受けた.やはり問題はないとのこと.
※これまでの経過についてのエントリ:
06年: 7月まで,8-10月,11-12月
07年: 1-2月,3-4月,5-6月,7-8月,9-10月,11-12月
08年: 1-2月,3-4月,5-6月,7-8月,9-10月,11-12月
09年: 1-2月,3-4月,5-6月,7-8月,9-10月,11-12月
10年: 1-2月,3-4月,5-6月
▽10年7月2日
Z病院眼科で,虹彩炎(JRAの少関節型で併発することがある)の定期的診察(虹彩炎の説明は以前のエントリ参照).
両目に再発していることが4月に判明した虹彩炎は,左目が6月の前回受診時より一層悪化.前回受診時に炎症がおさまっていた右目は今回,炎症が再発していることが判明.
ステロイド系点眼薬「リンデロンA」の点眼回数は右目が1日2回,左目が同3〜4回だったのを,両目とも同4回に増やすよう指示された.
虹彩癒着の予防・治療用の点眼薬「ミドリンP」も引き続き両目に1日1回点眼する.
眼圧と視力には問題なし.
▽10年7月21日
X病院小児科で若年性関節リウマチ(JRA,別名・若年性特発性関節炎=JIA)の定期的診察.要点は次の通り:
・虹彩炎の悪化を受け,08年10月から使ってきた生物学的製剤(抗サイトカイン薬)エタネルセプト(商品名エンブレル)の使用をやめ,別の生物学的製剤アダリムマブ(商品名ヒュミラ)に切り替えることが最終的に決まり,その場で初回投与.
・エンブレルはJRAには有効でも虹彩炎には必ずしも効果がないらしく,うちの子はエンブレルを使い始めてからも断続的に虹彩炎に悩まされている.ステロイド系の目薬はもう3年以上連続で使用中.最適な治療法を眼科の担当医と小児科の主治医にずっと相談してきた.主治医の話では,今回使用を開始した生物学的製剤ヒュミラは虹彩炎にも効果があるとされる.
・ヒュミラは2週間に1回,皮下注射で投与する.エンブレルと同様,自宅で皮下注射をすることになった.
・JRA発症個所の右膝をはじめ,全身の関節にいずれも痛み,腫れ,熱感はなし.
・血液検査では,焦点のMMP-3(関節破壊マーカー)をはじめ,CRP(炎症マーカー),白血球などの数値には問題なし.抗核抗体(ANA)を示す「抗体価」の数値は診察時にはまだ得られず.前回採取した血液の検査結果で,抗体価が「80倍」だったことが判明.
・薬の処方は次の通り:
▽ビスホスホネート製剤(アクトネル錠)2週に1回17.5mg(1錠)
▽生物学的製剤(抗サイトカイン薬)「ヒュミラ」(一般名アダリムマブ)皮下注射用40mgシリンジ0.8ml(2週間に1回,自宅で皮下注射)
※生物学的製剤(抗サイトカイン薬)については以前のエントリの免疫抑制剤と抗サイトカイン薬の情報メモ,エタネルセプト問題報道メモ,若年性関節リウマチ(JRA)関節型用の生物製剤メモなどを参照.
▽10年7月29日
Z病院眼科で虹彩炎の定期的診察.左目の炎症は解消され,右目にごく弱い炎症が残るだけになるという大幅な改善が見られた.
新しい生物学的製剤はこの時点までに1回しか投与していない.担当医からは,虹彩炎の改善が生物学的製剤切り替えの効果なのか,ステロイド系の目薬を1日4回点眼してきた効果なのかは分からないとの指摘があった.ただ,ステロイド系の点眼薬でこれほど劇的に虹彩炎が良くなったことはなかったように思う.
リンデロンAは引き続き両目に1日4回点眼するよう指示された.ミドリンPも引き続き両目に1日1回点眼する.
▽10年7月29日(上の眼科受診と同日)
Z病院小児科(元々の通院先)で若年性関節リウマチ(JRA,別名・若年性特発性関節炎=JIA)の定期的診察.生物学的製剤をエンブレルからヒュミラに切り替えたことを本来の主治医に報告.
▽10年7月29日(上の眼科・小児科受診と同日)
Z病院整形外科を受診.若年性関節リウマチ(JRA,別名・若年性特発性関節炎=JIA)発症個所の右膝に現時点では何も問題はないことを確認.
以前に脊柱側弯(そくわん)症に近いのではないかと言われた背骨に問題の疑いのある部分が見つかった.9月にあらためて検査して専門の医師に診てもらうことになった.JRAとの関連は不明.
▽10年8月4日
生物学的製剤ヒュミラ皮下注射(2回目).
▽10年8月18日
生物学的製剤ヒュミラ皮下注射(3回目).
▽10年8月20日
Z病院眼科で虹彩炎の定期的診察.右目に残っていた炎症が解消していることが判明する一方,左目に非常に弱い炎症が再発していることも分かった.
リンデロンAの点眼回数は両目とも1日4回だったのを同3回に減らしてよいと担当医から言われた.ミドリンPは引き続き両目に1日1回点眼する.
▽10年8月20日(上の眼科受診と同日)
Z病院小児科(元々の通院先)で若年性関節リウマチ(JRA,別名・若年性特発性関節炎=JIA)の定期的診察.JRAや虹彩炎,脊柱をめぐる状況を本来の主治医に報告.
数日前から咳とたんが出ていて気になっていた(エンブレルと同様,ヒュミラも使用中は肺炎に要注意のため)ので,診てもらった.特に問題はなく,夏風邪ではないかとのこと.風邪薬を処方される.
▽10年8月25日
X病院小児科で若年性関節リウマチ(JRA,別名・若年性特発性関節炎=JIA)の定期的診察.要点は次の通り:
・JRA発症個所の右膝をはじめ,全身の関節にいずれも痛み,腫れ,熱感はなし.生物学的製剤をエンブレルからヒュミラに切り替えたことによる悪影響は見られず.
・血液検査では,焦点のMMP-3(関節破壊マーカー)をはじめ,CRP(炎症マーカー),白血球などの数値には問題なし.こちらも,生物学的製剤を切り替えたことによる悪影響は見られず.
・生物学的製剤切り替え後の虹彩炎の改善を主治医に報告.
・咳やたんなどの症状について,こちらの主治医にも相談して診察を受けた.やはり問題はないとのこと.
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