2008.04.29 (Tuesday)
若年性関節リウマチ(JRA)経過メモ(08年3-4月)
下の子(5歳)の若年性関節リウマチ(JRA,別名・若年性特発性関節炎=JIA)と関連症状について,大まかな経過と投薬状況を簡単にメモ.
※これまでの経過についてのエントリ:
06年: 7月まで,8-10月,11-12月
07年: 1-2月,3-4月,5-6月,7-8月,9-10月,11-12月
08年: 1-2月
※これまでの経過についてのエントリ:
06年: 7月まで,8-10月,11-12月
07年: 1-2月,3-4月,5-6月,7-8月,9-10月,11-12月
08年: 1-2月
▽08年3月5日
Z病院整形外科で定期的診察.レントゲン撮影の結果,2月6日に見つかった右膝の「離断性骨軟骨炎」(軟骨の一部が壊死し,骨の一部を道連れにして剥離する恐れがあるという症状)は4週間にわたるギプスでの固定のおかげでほぼ治ったことが判明.ギプスを外してもらえた.
ギプスを外してみたら,ずっと続いていた右膝の腫れも解消していた.担当医によれば,腫れが解消した要因としては▽離断性骨軟骨炎の発症が若年性関節リウマチ(JRA,別名・若年性特発性関節炎=JIA)の影響である可能性を考えて2月8日にステロイド剤の内服量を1日5mgから同10mgに増やした効果▽ギプス固定で膝関節を動かさずにいた効果──が考えられるとのこと.
▽08年3月11日
Z病院小児科で若年性関節リウマチ(JRA,別名・若年性特発性関節炎=JIA)の定期的診察.右膝の腫れがひき,痛みも出ていないため,ステロイド剤の内服量を1日10mgから同8mgに減量.
ステロイド剤以外の薬については引き続き,▽ビスホスホネート製剤(アクトネル錠)1日2.5mg(1錠)▽免疫抑制剤メトトレキサート(メトレート錠)1週間6mg(3錠)▽葉酸(フォリアミン錠)1週間5mg(1錠)──を処方された.
▽08年3月12日
Z病院整形外科で定期的診察.右膝の離断性骨軟骨炎がほぼ治ったのを受けてギプスを外してから1週間が経過したが,右膝の状態は良好とのこと.本人も膝の曲げ伸ばしを含めて結構動いているので,特にリハビリはせずに様子を見ることに.
▽08年3月14日
Z病院眼科で,06年末から患っている虹彩炎(JRAの少関節型で併発することがある)の定期的診察(虹彩炎の説明は以前のエントリ参照).炎症は引き続き両目とも見られず.
炎症がぶり返すといけないので,ステロイド系の点眼薬「リンデロンA」を引き続き右目に1日3回点眼することに.
右目の虹彩癒着が完全には解消していないこともあり,虹彩癒着の予防・治療用の点眼薬「ミドリンP」も引き続き右目だけ1日3回点眼することになった.
眼圧は14.
▽08年3月25日
Z病院小児科で若年性関節リウマチ(JRA,別名・若年性特発性関節炎=JIA)の定期的診察.3月11日のステロイド剤減量以降,特に痛みは出ていないことを主治医に報告.
減量から2週間しか経過していないこともあり,ステロイド剤の内服量は1日8mgに据え置き.
▽08年3月27日
Z病院小児科の主治医から紹介を受けたY病院小児科で2回目の診察(前回は1月31日.08年1~2月の経過参照).
Y病院小児科への紹介は,生物学的製剤(抗サイトカイン薬)を使用するかどうかを本格的に検討するためのもの.前回の受診では生物学的製剤の使用を開始する方針がほぼ固まっていた.
生物学的製剤については,以前のエントリ(免疫抑制剤と抗サイトカイン薬の情報メモ,エタネルセプト問題報道メモ,若年性関節リウマチ(JRA)関節型用の生物製剤メモ)参照.
今回の受診では,前回と同じ担当医が方針を大きく変え,少なくとも当面は生物学的製剤を使用しないことに決めた.
今回の決定は,JRAの発症個所である右膝と右足首の炎症が解消していることが今回の診察で判明したことによるもの.2月の血液検査でCRPをはじめとする幾つかのマーカーの数値が標準値だったことも理由に挙げられた.
つまり,去年10月に1週間4mgから同6mgに内服量を増やしたメトトレキサートと,今年2月に1日5mgから同10mgに内服量を増やしたステロイド剤(4週間してから8mgに減量)の効果が出ているとみられるため,メトトレキサートが効かない人を第一の対象とする生物学的製剤を使用する絶対的な必要性は見当たらないということらしい.
担当医には,2月初めに右膝の離断性骨軟骨炎が発覚し,数週間かけて治療したことも話した.当時は,これがJRAの活動性の表れではないかとの危惧から,Z病院でステロイド剤も増やしてもらったし,やはり早めに生物学的製剤に移行した方がいいのかとも考えていた.しかし担当医によれば,それは間違いで,離断性骨軟骨炎はリウマチがあれば十分起こり得るものであり,JRAの深刻さを示す大変な症状ではないらしい.特に今となっては既に関節炎はおさまっているので,そういう過度の心配は要らないという感じの話だった.
前回の受診時に生物学的製剤の使用方針が決まった理由の1つは,メトトレキサートとステロイド剤の使用開始から1年近くが経過した去年春にJRAが再燃しかけたことだった.今回,担当医からは,再燃を防ぐため,ステロイド剤の減らし方を慎重にするようにとの話があった.具体的には,いきなり1日1mg減らすのではなく,1週間のうち2日だけ1mg減らして様子を見て,大丈夫そうなら1mg減の日を増やすといった方法があるとのこと.
▽08年3月28日
Z病院眼科で虹彩炎の定期的診察.炎症は引き続き両目とも見られず.
今回も念のため,リンデロンAとミドリンPを引き続き右目に1日3回点眼することになった.
▽08年3月28日(上の眼科受診と同日)
Z病院小児科を臨時受診.27日のY病院受診結果を主治医に報告.急な方針転換に驚かれた.
1日8mgになっているステロイド剤内服量の減量について相談し,週2日だけ7mgにしてみて様子を見ることに了承を得た.
▽08年4月9日
Z病院小児科で若年性関節リウマチ(JRA,別名・若年性特発性関節炎=JIA)の定期的診察.状態が良いので,ステロイド剤の内服量は「週5日は1日8mg+週2日は1日7mg」から「毎日7mg」に減量.
▽08年4月11日
Z病院眼科で虹彩炎の定期的診察.炎症は引き続き両目とも見られず.
今回も念のため,リンデロンAとミドリンPを引き続き右目に1日3回点眼することになった.
▽08年4月14日
Z病院整形外科で定期的診察.右膝の腫れ解消があらためて確認された.離断性骨軟骨炎も再発しておらず,完治を確認.
▽08年4月23日
Z病院小児科で若年性関節リウマチ(JRA,別名・若年性特発性関節炎=JIA)の定期的診察.状態が良いので,1日7mgになっているステロイド剤の内服量を週2日だけ6mgに減量して様子を見ることに.
Z病院整形外科で定期的診察.レントゲン撮影の結果,2月6日に見つかった右膝の「離断性骨軟骨炎」(軟骨の一部が壊死し,骨の一部を道連れにして剥離する恐れがあるという症状)は4週間にわたるギプスでの固定のおかげでほぼ治ったことが判明.ギプスを外してもらえた.
ギプスを外してみたら,ずっと続いていた右膝の腫れも解消していた.担当医によれば,腫れが解消した要因としては▽離断性骨軟骨炎の発症が若年性関節リウマチ(JRA,別名・若年性特発性関節炎=JIA)の影響である可能性を考えて2月8日にステロイド剤の内服量を1日5mgから同10mgに増やした効果▽ギプス固定で膝関節を動かさずにいた効果──が考えられるとのこと.
▽08年3月11日
Z病院小児科で若年性関節リウマチ(JRA,別名・若年性特発性関節炎=JIA)の定期的診察.右膝の腫れがひき,痛みも出ていないため,ステロイド剤の内服量を1日10mgから同8mgに減量.
ステロイド剤以外の薬については引き続き,▽ビスホスホネート製剤(アクトネル錠)1日2.5mg(1錠)▽免疫抑制剤メトトレキサート(メトレート錠)1週間6mg(3錠)▽葉酸(フォリアミン錠)1週間5mg(1錠)──を処方された.
▽08年3月12日
Z病院整形外科で定期的診察.右膝の離断性骨軟骨炎がほぼ治ったのを受けてギプスを外してから1週間が経過したが,右膝の状態は良好とのこと.本人も膝の曲げ伸ばしを含めて結構動いているので,特にリハビリはせずに様子を見ることに.
▽08年3月14日
Z病院眼科で,06年末から患っている虹彩炎(JRAの少関節型で併発することがある)の定期的診察(虹彩炎の説明は以前のエントリ参照).炎症は引き続き両目とも見られず.
炎症がぶり返すといけないので,ステロイド系の点眼薬「リンデロンA」を引き続き右目に1日3回点眼することに.
右目の虹彩癒着が完全には解消していないこともあり,虹彩癒着の予防・治療用の点眼薬「ミドリンP」も引き続き右目だけ1日3回点眼することになった.
眼圧は14.
▽08年3月25日
Z病院小児科で若年性関節リウマチ(JRA,別名・若年性特発性関節炎=JIA)の定期的診察.3月11日のステロイド剤減量以降,特に痛みは出ていないことを主治医に報告.
減量から2週間しか経過していないこともあり,ステロイド剤の内服量は1日8mgに据え置き.
▽08年3月27日
Z病院小児科の主治医から紹介を受けたY病院小児科で2回目の診察(前回は1月31日.08年1~2月の経過参照).
Y病院小児科への紹介は,生物学的製剤(抗サイトカイン薬)を使用するかどうかを本格的に検討するためのもの.前回の受診では生物学的製剤の使用を開始する方針がほぼ固まっていた.
生物学的製剤については,以前のエントリ(免疫抑制剤と抗サイトカイン薬の情報メモ,エタネルセプト問題報道メモ,若年性関節リウマチ(JRA)関節型用の生物製剤メモ)参照.
今回の受診では,前回と同じ担当医が方針を大きく変え,少なくとも当面は生物学的製剤を使用しないことに決めた.
今回の決定は,JRAの発症個所である右膝と右足首の炎症が解消していることが今回の診察で判明したことによるもの.2月の血液検査でCRPをはじめとする幾つかのマーカーの数値が標準値だったことも理由に挙げられた.
つまり,去年10月に1週間4mgから同6mgに内服量を増やしたメトトレキサートと,今年2月に1日5mgから同10mgに内服量を増やしたステロイド剤(4週間してから8mgに減量)の効果が出ているとみられるため,メトトレキサートが効かない人を第一の対象とする生物学的製剤を使用する絶対的な必要性は見当たらないということらしい.
担当医には,2月初めに右膝の離断性骨軟骨炎が発覚し,数週間かけて治療したことも話した.当時は,これがJRAの活動性の表れではないかとの危惧から,Z病院でステロイド剤も増やしてもらったし,やはり早めに生物学的製剤に移行した方がいいのかとも考えていた.しかし担当医によれば,それは間違いで,離断性骨軟骨炎はリウマチがあれば十分起こり得るものであり,JRAの深刻さを示す大変な症状ではないらしい.特に今となっては既に関節炎はおさまっているので,そういう過度の心配は要らないという感じの話だった.
前回の受診時に生物学的製剤の使用方針が決まった理由の1つは,メトトレキサートとステロイド剤の使用開始から1年近くが経過した去年春にJRAが再燃しかけたことだった.今回,担当医からは,再燃を防ぐため,ステロイド剤の減らし方を慎重にするようにとの話があった.具体的には,いきなり1日1mg減らすのではなく,1週間のうち2日だけ1mg減らして様子を見て,大丈夫そうなら1mg減の日を増やすといった方法があるとのこと.
▽08年3月28日
Z病院眼科で虹彩炎の定期的診察.炎症は引き続き両目とも見られず.
今回も念のため,リンデロンAとミドリンPを引き続き右目に1日3回点眼することになった.
▽08年3月28日(上の眼科受診と同日)
Z病院小児科を臨時受診.27日のY病院受診結果を主治医に報告.急な方針転換に驚かれた.
1日8mgになっているステロイド剤内服量の減量について相談し,週2日だけ7mgにしてみて様子を見ることに了承を得た.
▽08年4月9日
Z病院小児科で若年性関節リウマチ(JRA,別名・若年性特発性関節炎=JIA)の定期的診察.状態が良いので,ステロイド剤の内服量は「週5日は1日8mg+週2日は1日7mg」から「毎日7mg」に減量.
▽08年4月11日
Z病院眼科で虹彩炎の定期的診察.炎症は引き続き両目とも見られず.
今回も念のため,リンデロンAとミドリンPを引き続き右目に1日3回点眼することになった.
▽08年4月14日
Z病院整形外科で定期的診察.右膝の腫れ解消があらためて確認された.離断性骨軟骨炎も再発しておらず,完治を確認.
▽08年4月23日
Z病院小児科で若年性関節リウマチ(JRA,別名・若年性特発性関節炎=JIA)の定期的診察.状態が良いので,1日7mgになっているステロイド剤の内服量を週2日だけ6mgに減量して様子を見ることに.
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| 病名・病気・医学のブログリンク集 | 2008.05.28 5:56 |