若年性関節リウマチ(JRA)経過メモ(17年9-10月)

下の子(15歳)の若年性関節リウマチ(JRA,別名・若年性特発性関節炎=JIA)少関節型と関連症状について,大まかな経過と投薬状況を簡単にメモ.

※これまでの経過についてのエントリ:
06年: 7月まで8-10月11-12月
07年: 1-2月3-4月5-6月7-8月9-10月11-12月
08年: 1-2月3-4月5-6月7-8月9-10月11-12月
09年: 1-2月3-4月5-6月7-8月9-10月11-12月
10年: 1-2月3-4月5-6月7-8月9-10月11-12月
11年: 1-2月3-4月5-6月7-8月9-10月11-12月
12年: 1-2月3-6月7-10月11-12月
13年: 1-2月3-4月5-6月7-8月9-10月11-12月
14年: 1-2月3-4月5-6月7-8月9-10月11-12月
15年: 1-2月3-4月5-6月7-9月10-12月
16年: 1-6月7-8月9-12月
17年: 1-6月7-8月

17年9-10月は,若年性関節リウマチ(JRA)と虹彩炎については引き続き特に問題はなかったが,白内障の手術を受けた両目の硝子体混濁のため目がよく見えない状態が続いた.10月末には左目の硝子体混濁を手術で除去する予定だったが,体調不良のため手術は延期になった.

9-10月の時系列順の経過は次の通り:

▽17年9月7日

 X病院眼科でぶどう膜炎(若年性関節リウマチ=JRA=の少関節型で発症することがある虹彩炎はぶどう膜炎の一種)の専門医(W眼科の医師)による定期的診察.要点は次の通り:

 ・両目の炎症(虹彩炎)は悪化はしていないとのこと.

 ・矯正視力は左目が0.1,右目が0.9.左目は特に硝子体混濁のため視力があまり出ない.硝子体混濁については,手術をせずに済めばそれに越したことはないとの話もあった.

 ・この時点では両目のこれらの問題のため目がよく見えず,例えば教材を読むにも,拡大コピーしたものを,眼鏡を掛けた上で拡大鏡を用いてようやく読める状態.

 ・ステロイド系点眼薬「リンデロン」の点眼回数は両目とも1日4回,虹彩癒着の予防・緩和用の点眼薬「ミドリンP」は同1回にそれぞれ据え置き.リンデロンの点眼回数については,これ以上あまり増やさない方がいい.虹彩炎と硝子体混濁の今後の治療先であるV病院眼科(8月末から通院中)で,リンデロンの点眼回数が減らせると判断されれば減らした方がいいとのこと.

 ※虹彩炎の説明は以前のエントリ参照.

▽17年9月11日

 V病院眼科でぶどう膜炎の専門医による診察.

 両目の硝子体混濁は改善していないが,混濁を取り除く手術をするかどうかを決める前に,まずリンデロンの点眼回数を増やして状態が良くなるかどうかを見ることに.両目とも点眼回数は1日4回から同6回に.ミドリンPは引き続き同1回.

▽17年9月21日

 V病院眼科を臨時受診.ぶどう膜炎の専門医による診察を受ける.要点は次の通り:

 ・両目の硝子体混濁は改善しておらず,10月末に左目の硝子体混濁を取り除く手術を暫定的に設定.ただし,手術の結果,混濁が解消されるかどうかは未知数.

 ・手術までの間,リンデロンの点眼回数をさらに増やして,状態が良くなるかどうか毎週のように様子を見てから,手術を実際にするかどうかを決めることに.リンデロンの点眼回数は両目とも1日8回に増やす.

▽17年9月25日

 V病院小児科(X病院小児科の主治医の転任先)で若年性関節リウマチ(JRA,別名・若年性特発性関節炎=JIA)の定期的診察.

 担当医により,生物学的製剤(抗サイトカイン薬)シンポニー(一般名ゴリムマブ,公式ウェブサイトはここ)の皮下注射(48回目).前回(8月16日)から5週間半程度の間隔での注射.

 ※生物学的製剤(抗サイトカイン薬)については以前のエントリの免疫抑制剤と抗サイトカイン薬の情報メモエタネルセプト問題報道メモ若年性関節リウマチ(JRA)関節型用の生物製剤メモなどを参照.

▽17年10月2日

 V病院眼科でぶどう膜炎(若年性関節リウマチ=JRA=の少関節型で発症することがある虹彩炎はぶどう膜炎の一種)の専門医による定期的診察.

▽17年10月16日

 V病院小児科(X病院小児科の主治医の転任先)で若年性関節リウマチ(JRA,別名・若年性特発性関節炎=JIA)の定期的診察.

 担当医により,生物学的製剤(抗サイトカイン薬)シンポニー(一般名ゴリムマブ,公式ウェブサイトはここ)の皮下注射(49回目).左目の硝子体混濁を取り除く手術を10月末に設定しているため,手術まで2週間の間隔を置くために,普段より短い間隔(前回の9月25日から3週間の間隔.普段は5週間程度の間隔)での注射.

▽17年10月16日

 V病院眼科でぶどう膜炎(若年性関節リウマチ=JRA=の少関節型で発症することがある虹彩炎はぶどう膜炎の一種)の専門医による定期的診察.要点は次の通り:

 ・両目の硝子体混濁のうち,右目については改善が見られ,リンデロンの点眼回数を増やした効果が出ているかもしれないとのこと.

 ・左目の方は相変わらず視力が高くならない状態だが,右目のようにリンデロンで改善される可能性もあるので,硝子体混濁を取り除く手術を予定通り10月末に行うかどうかはもう少し様子を見て,23日に判断することに.

▽17年10月19日

 V病院麻酔科で10月末の手術に向けた検査.

▽17年10月23日

 V病院眼科でぶどう膜炎(若年性関節リウマチ=JRA=の少関節型で発症することがある虹彩炎はぶどう膜炎の一種)の専門医による定期的診察.左目の状態を確認し,硝子体混濁の除去に向けた手術を予定通り10月末に行うことに決定.

▽17年10月30日

 V病院にいったん入院したが,10月26日からひいている風邪のため,手術は4週間後へ延期することに.当日中に退院.

 ▼入院時の眼科医師による説明の要点は次の通り:

 ・硝子体混濁の除去手術は,白目の3カ所に穴を開けて器具を入れ,濁りを吸い取るもの.ゼリー状の部分を全て吸い出して代わりに水を置くことになる.穴を追加で縫うこともあり得る(翌日に見て決める).

 ・網膜剥離が起きた場合,追加手術が必要となり,空気・オイルを入れることになる.その場合,手術後しばらくは,うつぶせの姿勢を続けることになる.網膜剥離が起きると,予後は悪い可能性がある.

 ・白目から出血した場合は様子を見ることになる.たいてい自然に治る.硝子体からの出血の場合,追加措置が必要になる.

 ・炎症(虹彩炎)が強まったり,眼圧が上昇したりする可能性もある.

 ▼入院手続き後の麻酔科医師による診察で,風邪のことが問題となり,上気道の炎症があると過敏になるので全身麻酔中の人工呼吸にリスクが生じるとの指摘.

 ▼眼科の執刀医(いつも診察を受けているぶどう膜炎の専門医)との協議の結果,手術は延期することに.その際に受けた診察の要点は次の通り:

 ・以前よりも左目の状態は良く,硝子体の濁りが薄くなって透明度が増しているように見えるとのこと.リンデロンの点眼回数を増やしたことによる効果か.

 ・まだある硝子体の濁りを取り除く方法としては,薬(ステロイド点眼薬)で解消していくか,手術で取り除くかしかないと思うとのこと.

 ・眼圧は左目も右目も「9」で少し低め.

 ・なお,手術をする場合,ついでに虹彩癒着を解消することはない.解消してもまた癒着するだけなので.ただ,瞳孔に穴を開けて,全周癒着してしまってもよいように水の通り道を作っておく手もある.それはやっておくに越したことはないとのこと.

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