若年性関節リウマチ(JRA)経過メモ(09年11-12月)

下の子(7歳)の若年性関節リウマチ(JRA,別名・若年性特発性関節炎=JIA)少関節型と関連症状について,大まかな経過と投薬状況を簡単にメモ.

※これまでの経過についてのエントリ:
06年: 7月まで8-10月11-12月
07年: 1-2月3-4月5-6月7-8月9-10月11-12月
08年: 1-2月3-4月5-6月7-8月9-10月11-12月
09年: 1-2月3-4月5-6月7-8月9-10月

▽09年11月4日

 X病院小児科で若年性関節リウマチ(JRA,別名・若年性特発性関節炎=JIA)の定期的診察.要点は次の通り:

 ・JRA発症個所の右膝をはじめ,関節に痛み,腫れ,熱感はなし.

 ・診察前に採取した血液の検査結果は問題なし.ただ,関節破壊マーカー(MMP-3),抗核抗体(ANA)の数値は診察時にはまだ出ていなかった.

 ・主治医がステロイド剤の減量再開を了承(8月に免疫抑制剤メトトレキサートの内服量を減らした時からステロイド剤の減量は停止中だった).この時点でのステロイド剤内服量は毎日一律1mg.1~2週間ごとに内服量ゼロの日を1日ずつ増やしていく.ただ,虹彩炎が再発しているので,念のためZ病院眼科の担当医からも了承を得ることにする.メトトレキサートの内服量は週1回4mgに据え置き.

 ・新型インフルエンザワクチンはまだ確保できないとのことで,今回は接種見送り.先に季節性インフルエンザの予防接種をしてしまうよう指示された(新型インフルエンザワクチン接種とは1週間以上間隔を空ける).

 ・薬の処方は前回と同じで次の通り:
 ▽ステロイド剤(プレドニゾロン錠)1日1回1mg(1錠)※ただし徐々に減量する.
 ▽ビスホスホネート製剤(アクトネル錠)週1回17.5mg(1錠)
 ▽免疫抑制剤メトトレキサート(メトレート錠)週1回4mg(2錠)
 ▽葉酸(フォリアミン錠)週1回5mg(1錠)
 ▽生物学的製剤エタネルセプト(商品名エンブレル,自宅皮下注射用25ml [実際に使用するのはその0.6倍分],剤形:バイアル)

 ※生物学的製剤(抗サイトカイン薬)については以前のエントリの免疫抑制剤と抗サイトカイン薬の情報メモエタネルセプト問題報道メモ若年性関節リウマチ(JRA)関節型用の生物製剤メモなどを参照.

▽09年11月4日

 この週(11月2日からの週),ステロイド剤の内服量を若干削減.日量1mg×7日だった1週間の内服量を(日量1mg×6日)+(内服なし×1日)に.

▽09年11月6日

 Z病院眼科で,8月に左目に再発した虹彩炎(JRAの少関節型で併発することがある)の定期的診察(虹彩炎の説明は以前のエントリ参照).

 両目に再発している虹彩炎はまだ残っているものの,かなり弱まったとのこと.

 X病院小児科でステロイド剤の減量再開が決まったこともあり,虹彩炎のぶり返しを防ぐため,両目へのステロイド系点眼薬「リンデロンA」の点眼回数は引き続き1日3回とするよう指示された.

 虹彩癒着の予防・治療用の点眼薬「ミドリンP」も引き続き右目に1日3回,左目に同2回点眼することに.

▽09年11月16日

 この週,ステロイド剤の内服量を若干削減.(日量1mg×6日)+(内服なし×1日)だった1週間の内服量を(日量1mg×5日)+(内服なし×2日)に.

▽09年11月27日

 Z病院眼科で診察.両目とも炎症が見られなくなったと担当医から言われた.今回の虹彩炎再発は3カ月で終息したことになる.

 リンデロンAの点眼回数は両目とも1日2回でOKに.

 ミドリンPの点眼回数については担当医から明確な指示がなかったものの,右目は引き続き1日3回,左目は減らして同1回とすることに.

▽09年11月28日

 ものもらいのため受診した別の眼科の医師から,虹彩炎が少しあるとの所見.

▽09年11月30日

 この週,ステロイド剤の内服量を若干削減.(日量1mg×5日)+(内服なし×2日)だった1週間の内服量を(日量1mg×4日)+(内服なし×3日)に.

▽09年12月2日

 X病院小児科で若年性関節リウマチ(JRA,別名・若年性特発性関節炎=JIA)の定期的診察.要点は次の通り:

 ・JRA発症個所の右膝には痛みも腫れも熱感もなし.

 ・診察前に採取した血液の検査結果では,MMP-3をはじめ関連数値に問題はなし.ただ,ANAの数値は診察時にはまだ出ず.前回(11月4日)に採取した血液の検査ではANAの数値は「80倍」だった.

 ・11月にステロイド剤の内服量削減を再開してから問題は出ていないので,内服量を引き続き減らしていくことになった.

 ・虹彩炎が解消したことを主治医に報告.ものもらいを診てもらった別の眼科で虹彩炎があると言われたことについては主治医から,いつも虹彩炎を診てくれているZ病院の担当医の所見の方を信頼してよいのではないかとの話あり.

 ・冬になり,エンブレルのバイアルタイプの皮下注射の準備に手間がかかるようになったため,再びシリンジタイプを試すことに.年末年始を挟んで6週間分の処方のうち,半分をシリンジタイプ,残り半分をバイアルタイプで処方してもらった.

▽09年12月9日

 新型インフルエンザ発症のため,エンブレル皮下注射とメトレート内服を見送り.主治医に問い合わせたところ,咳が出ている場合はエンブレル皮下注射を見送った方が無難.エンブレルの効果は体内に2週間は残っているとのこと.

▽09年12月14日

 この週,ステロイド剤の内服量を若干削減.(日量1mg×4日)+(内服なし×3日)だった1週間の内服量を(日量1mg×3日)+(内服なし×4日)に.

▽09年12月21日

 この週,ステロイド剤の内服量を若干削減.(日量1mg×3日)+(内服なし×4日)だった1週間の内服量を(日量1mg×2日)+(内服なし×5日)に.

▽09年12月25日

 Z病院眼科で診察.両目とも引き続き虹彩炎は見られず.

 別の眼科で虹彩炎が少しあると言われたことを担当医に伝えたところ,虹彩炎になったことのない人と比べると炎症のようなものが少し見られるものだが,問題視するほどのことはないというような話があった.

 ただ,確かに体調によってむらはあるだろうとのことで,やはり炎症がぶり返すのを防ぐため,リンデロンAを引き続き両目に1日2回点眼するよう指示された.

 ミドリンPの点眼回数も据え置き.引き続き右目に1日3回,左目に同1回点眼する.

▽09年の総括

 JRA(少関節型)発症から3年半余りが経過した.昨年から始めた生物学的製剤の効果か,今年はJRAの再燃は一切なし.だいぶ落ち着いた.

 ステロイド剤の内服を年明け早々に卒業できる見通しになったのも良かった.一時は増やしていた免疫抑制剤メトトレキサートの内服量も週1回4mgに減っている.

 来年には生物学的製剤も含め,すべて卒業できるだろうかというほのかな期待がある.でも焦らず,確実に良くなるようにすることを優先に考えようと思う.

 JRAの少関節型で併発することのある虹彩炎が夏から秋にかけて一時再燃した.虹彩炎は不思議な病気で,体調に気をつけるくらいしか予防策がないらしく,今後も要注意.引き続き少なくとも月1回は虹彩炎が分かる眼科医に状態を診てもらうことになる.

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