若年性関節リウマチ(JRA)経過メモ(09年7-8月)

下の子(7歳)の若年性関節リウマチ(JRA,別名・若年性特発性関節炎=JIA)と関連症状について,大まかな経過と投薬状況を簡単にメモ.

※これまでの経過についてのエントリ:
06年: 7月まで8-10月11-12月
07年: 1-2月3-4月5-6月7-8月9-10月11-12月
08年: 1-2月3-4月5-6月7-8月9-10月11-12月
09年: 1-2月3-4月5-6月

▽09年7月6日

 この週,ステロイド剤の内服量を若干削減.(日量2mg×6日)+(日量1mg×1日)だった1週間の内服量を,(日量2mg×5日)+(日量1mg×2日)に.

▽09年7月13日

 この週,ステロイド剤の内服量を若干削減.(日量2mg×5日)+(日量1mg×2日)だった1週間の内服量を,(日量2mg×4日)+(日量1mg×3日)に.

▽09年7月20日

 この週,ステロイド剤の内服量を若干削減.(日量2mg×4日)+(日量1mg×3日)だった1週間の内服量を,(日量2mg×3日)+(日量1mg×4日)に.

▽09年7月22日

 X病院小児科で若年性関節リウマチ(JRA,別名・若年性特発性関節炎=JIA)の定期的診察.要点は次の通り:

 ・6月末に採取した血液の検査結果は特に問題なし.MMP-3(関節破壊マーカー)の数値は35.1で,2カ月前(15未満)に比べ上昇したものの,標準値(17.3~59.7)の範囲内.白血球やCRP(炎症マーカー),フェリチン,リウマチ因子などの数値も全く問題なし.

 ・JRA発症個所である右膝は痛みも腫れも熱感もなし.

 ・血液検査結果と状態が良好なので,引き続きステロイド剤の内服量を毎日一律1mgになるまで減らしていくよう主治医から指示あり.

 ・ステロイド剤の内服量を毎日一律1mgまで減らした後は,免疫抑制剤メトトレキサート(メトレート錠)の内服量(この時点で週1回8mg=4錠)を減らす方針が固まった.主治医から,週1回4mg(2錠)まで減らせるのではないかとの話あり.メトトレキサート減量中はステロイド剤の内服量は固定しておくことになる.

 ・ステロイド剤以外の薬については引き続き,▽ビスホスホネート製剤(アクトネル錠)週1回17.5mg(1錠)×0.4▽免疫抑制剤メトトレキサート(メトレート錠)週1回8mg(4錠)▽葉酸(フォリアミン錠)週1回5mg(1錠)▽生物学的製剤エタネルセプト(商品名エンブレル,自宅皮下注射用25ml [実際に使用するのはその0.6倍分],剤形:バイアル)▽ヨクイニン──を処方された.

 ※生物学的製剤(抗サイトカイン薬)については以前のエントリの免疫抑制剤と抗サイトカイン薬の情報メモエタネルセプト問題報道メモ若年性関節リウマチ(JRA)関節型用の生物製剤メモなどを参照.

▽09年7月24日

 Z病院眼科で,06年末から08年にかけて再発していた虹彩炎(JRAの少関節型で併発することがある)の定期的診察(虹彩炎の説明は以前のエントリ参照).両目とも引き続き炎症なし.

 両目へのステロイド系点眼薬「リンデロンA」の点眼回数は再発防止のため減らさず,1日1回に据え置き.

 右目の虹彩癒着が完全には解消していないため,虹彩癒着の予防・治療用の点眼薬「ミドリンP」を引き続き右目に1日3回点眼することに.

 眼圧は11で問題なし.

▽09年7月27日

 この週,ステロイド剤の内服量を若干削減.(日量2mg×3日)+(日量1mg×4日)だった1週間の内服量を,(日量2mg×2日)+(日量1mg×5日)に.

▽09年7月28日

 Z病院リハビリ科・小児科で定期的診察.特に何もなし.

▽09年8月3日

 この週,ステロイド剤の内服量を若干削減.(日量2mg×2日)+(日量1mg×5日)だった1週間の内服量を,(日量2mg×1日)+(日量1mg×6日)に.

▽09年8月10日

 この週,ステロイド剤の内服量を若干削減.(日量2mg×1日)+(日量1mg×6日)だった1週間の内服量を,一律日量1mgに.

▽09年8月17日

 Z病院でJRA発症個所である右膝のMRI検査.初めて,眠る薬を使わずに目が覚めたまま検査を受けた.

▽09年8月18日

 Z病院小児科受診.前日撮影した右膝のMRI画像について,炎症はないように見えると主治医から話あり.

▽09年8月19日

 X病院小児科で若年性関節リウマチ(JRA,別名・若年性特発性関節炎=JIA)の定期的診察.要点は次の通り:

 ・17日に撮影した右膝のMRI画像について,炎症はなく,状態は良さそうとの所見.

 ・JRA発症個所の右膝には痛みも腫れも熱感もなし.

 ・状態はほぼ良好なので,しばらく前から決まっていた方針通り,ステロイド剤の減量はいったん停止して内服量を日量1mgに固定しつつ,免疫抑制剤メトトレキサート(メトレート錠)の内服量を週1回8mgから4mgに減量することを決定(免疫抑制剤もステロイド剤も同時に減量してしまうと,何か問題が発生した場合に原因を特定するのが難しくなるため,免疫抑制剤の減量に際してステロイド剤の方は減量を止めておく).診察時に免疫抑制剤の減量が原則的に決まり,当日採取した血液の検査結果を翌日主治医に問い合わせた上で,正式に減量を決定.

 ・ステロイド剤の副作用による骨粗しょう症の予防のため内服しているビスホスホネート製剤(アクトネル錠)をもうやめてもいいのではないかという話も主治医からあり.しかし当日受けたCTスキャンによる骨密度の検査結果が芳しくなく,翌日主治医と電話で話し合い,アクトネル錠については逆に内服量を増量することを決定.従来の週1回0.4錠から同1錠(17.5mg)にする.

 ・エンブレルのバイアルタイプの場合,自宅での皮下注射の準備に少し手間がかかるため,シリンジタイプを試しに使ってみてもよいか主治医に相談.注射針はバイアルタイプより若干太いものの,大丈夫だろうとのことでOKが出て,4回分はシリンジタイプで処方してもらえた.

 ・主治医から,エンブレルの安全性に関する情報(以前のエントリ参照)が伝えられた.

▽09年8月21日

 エンブレルのシリンジタイプ(自宅皮下注射用25ml [実際に使用するのはその0.6倍分])を初めて使用.下の子本人によれば,やはりバイアルタイプより痛いとのこと.注射の針を刺している時間はバイアルタイプより短くて済むものの,痛みは弱くはない様子.

▽09年8月21日

 Z病院眼科で虹彩炎の定期的診察.診察の結果,左目に弱い虹彩炎があるのが見つかった.虹彩炎の再発は08年10~11月の左目への再発以来.今回も再発の原因は不明(虹彩炎はそういう病気の様子).

 左目の炎症は非常に弱いため,リンデロンAの点眼回数は増やさず,次回受診日までは引き続き両目に1日1回点眼するよう指示された.

 リメタゾン(注射で投与するステロイド剤)を使う可能性について担当医に尋ねたところ,今のところ炎症はとても弱いので,当面は点眼薬での対応で良いのではないかとの話があった.

 いったん虹彩炎がおさまってからは右目だけに点眼してきたミドリンPは,今後は両目に1日2回点眼することに.

 裸眼視力は右目が0.9,左目が1.2.

▽09年8月24日

 Z病院整形外科・リハビリ科を受診.17日に撮影した右膝のMRI画像について,炎症はなく,きれいとの所見.

▽総括

 ステロイド剤が日量1mgまで減り,免疫抑制剤も減量でき,右膝に炎症も出ていない.JRAについてはかなり前進した.

 虹彩炎が再発したのが残念.虹彩炎は原因が分からないままランダムに再発するので,防ぎようがない.月1回の眼科受診を続けつつ,普段も点眼の際などに目の状態に注意するしかない.

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