2009.06.30 (Tuesday)
若年性関節リウマチ(JRA)経過メモ(09年5-6月)
下の子(7歳)の若年性関節リウマチ(JRA,別名・若年性特発性関節炎=JIA)と関連症状について,大まかな経過と投薬状況を簡単にメモ.
※これまでの経過についてのエントリ:
06年: 7月まで,8-10月,11-12月
07年: 1-2月,3-4月,5-6月,7-8月,9-10月,11-12月
08年: 1-2月,3-4月,5-6月,7-8月,9-10月,11-12月
09年: 1-2月,3-4月
※これまでの経過についてのエントリ:
06年: 7月まで,8-10月,11-12月
07年: 1-2月,3-4月,5-6月,7-8月,9-10月,11-12月
08年: 1-2月,3-4月,5-6月,7-8月,9-10月,11-12月
09年: 1-2月,3-4月
▽09年5月21日
Z病院整形外科・リハビリ科を受診.左右の脚の長さが若干違う(右脚の方が1cmほど長い)ことへの対処として,靴の中敷きで調整してみることを提案.担当医から同意を得られた.
骨盤の大腿骨への乗り方に左右差があることについては,そのうち治るケースも多いとの話が担当医からあった.
※脚の長さや骨盤の乗り方の左右差については,若年性関節リウマチ(JRA,別名・若年性特発性関節炎=JIA)の影響かどうかは不明.
▽09年5月21日(上の整形外科受診と同日)
Z病院眼科で,06年末から08年にかけて再発していた虹彩炎(JRAの少関節型で併発することがある)の定期的診察(虹彩炎の説明は以前のエントリ参照).両目とも引き続き炎症なし.
両目へのステロイド系点眼薬「リンデロンA」の点眼回数は再発防止のため減らさず,1日1回に据え置き.
右目の虹彩癒着が完全には解消していないため,虹彩癒着の予防・治療用の点眼薬「ミドリンP」を引き続き右目に1日3回点眼することに.
リンデロンAの使用がずっと続いていることへの不安(副作用の不安)を伝えたところ,担当医から,この程度の量であれば副作用の心配はあまりなく,むしろ減らして再発する方が良くないとの話あり.ただ,ステロイドの濃度が薄い目薬を使うという選択肢は可能性としてはある様子.
▽09年5月27日
X病院小児科で若年性関節リウマチ(JRA,別名・若年性特発性関節炎=JIA)の定期的診察.要点は次の通り:
・4月末に採取した血液の検査結果で,2月から上昇していたMMP-3(関節破壊マーカー)の数値(2月末に47.5だった)が15未満まで低下.白血球やCRP(炎症マーカー),フェリチン,リウマチ因子などの数値も全く問題なし.
・JRA発症個所の右膝をはじめ,関節に腫れ,熱感,痛みはなし.
・血液検査結果と状態が良好なので,内服のステロイド剤の減量を2カ月ぶりに再開することが決定.これまで(日量3mg×3日)+(日量2mg×4日)だった1週間の内服量を徐々に減らし,毎日一律2mgにすることに.
・主治医から,この調子でいけばステロイド剤をやめられそうだとの話あり.
・ステロイド剤以外の薬については引き続き,▽ビスホスホネート製剤(アクトネル錠)週1回17.5mg(1錠)×0.4▽免疫抑制剤メトトレキサート(メトレート錠)週1回8mg(4錠)▽葉酸(フォリアミン錠)週1回5mg(1錠)▽生物学的製剤エンブレル(週2回自宅皮下注射用)──を処方された.
※生物学的製剤(抗サイトカイン薬)については以前のエントリの免疫抑制剤と抗サイトカイン薬の情報メモ,エタネルセプト問題報道メモ,若年性関節リウマチ(JRA)関節型用の生物製剤メモを参照.
▽09年5月27日
この週,ステロイド剤の内服量を若干削減.(日量3mg×3日)+(日量2mg×4日)だった1週間の内服量を,(日量3mg×2日)+(日量2mg×5日)に.
▽09年6月1日
この週,ステロイド剤の内服量を若干削減.(日量3mg×2日)+(日量2mg×5日)だった1週間の内服量を,(日量3mg×1日)+(日量2mg×6日)に.
▽09年6月上旬
水いぼができやすくなっている(ステロイド剤または免疫抑制剤メトトレキサートの副作用かも)ため,対策として市販のヨクイニンを内服することを主治医から許可してもらった.
▽09年6月8日
Z病院リハビリ科で,右脚と左脚の長さに差がある(右脚の方が1cmほど長い)問題への対策として製作してもらった靴の中敷き(左足用)を受け取り.
▽09年6月8日
この週,ステロイド剤の内服量を若干削減.(日量3mg×1日)+(日量2mg×6日)だった1週間の内服量を,毎日一律2mgに.
▽09年6月18日
Z病院眼科で虹彩炎の定期的診察.両目とも引き続き炎症なし.
再発防止のため,リンデロンAの点眼回数は減らさず,引き続き両目に1日1回点眼することに.
ミドリンPも引き続き右目だけ1日3回点眼することに.
▽09年6月18日(上の眼科受診と同日)
Z病院整形外科・リハビリ科を受診.左右の脚の長さの差に対応するため左の靴に入れた中敷きで影響が出ていないかどうかを診てもらった.
中敷きを入れた靴を履いた状態でレントゲン撮影したところ,写真ではその割に左右差が解消されていないように見えた.ただ,実際に整形外科とリハビリ科で右脚と左脚を見てもらうと,中敷きを入れた靴を履いている時は左右差は解消されている様子.撮影時の立ち方に問題があったかもしれない.
立ち方の問題については,立っている時に左脚をそらせる癖がリハビリ科で指摘された.体重のかけ方が若干楽になるからそうしてしまうのかもしれないとのこと.右脚に痛みがあった時やギプスをしていた時の影響か.
左の膝の後ろに何か物を当てて立つ時間を設けるようにして,左脚をそらさない癖をつけてはどうかとリハビリ科の担当医から提案あり.
整形外科では,JRA発症個所である右膝の腫れは全くないと指摘された.あと脊柱側弯(そくわん)症については,あらためてごく軽いとの話があった.
▽09年6月24日
X病院小児科で若年性関節リウマチ(JRA,別名・若年性特発性関節炎=JIA)の定期的診察.要点は次の通り:
・この日の血液検査では,MMP-3の数値が33.8に上昇していたほかは問題なし.MMP-3の数値も一応は標準値の範囲内で,主治医は問題視せず.
・JRA発症個所の右膝には痛みも腫れも熱感もなし.
・状態はほぼ良好なので,ステロイド剤の内服量(この日の時点で一律日量2mg)を4週間のうちに徐々に日量1mgまで減らしていくことがいったん決まった.ただ,急な減量への不安から,結局もう少し緩やかに減らすことを決め,4週間をかけて2mgの日と1mgの日が交互になるくらいにすることにした.
・ステロイド剤を日量1mgにして問題がなければ,ステロイド剤の減量をいったん止めてメトトレキサートの内服量(この時点で週1回8mg)の削減に着手してもよいとの話が主治医からあった.
・水いぼができやすい問題について,メトトレキサートよりステロイド剤の影響ではないかとの話が主治医からあった.
・適当な時期にまた右膝をMRIで検査し,何も問題がないか確認することになった.MRI検査の実施や画像に基づく状態の判断については,これまでと同様,Z病院整形外科と連携する.
▽09年6月24日
この週,ステロイド剤の内服量を若干削減.一律日量2mgだった1週間の内服量を,(日量2mg×6日)+(日量1mg×1日)に.
Z病院整形外科・リハビリ科を受診.左右の脚の長さが若干違う(右脚の方が1cmほど長い)ことへの対処として,靴の中敷きで調整してみることを提案.担当医から同意を得られた.
骨盤の大腿骨への乗り方に左右差があることについては,そのうち治るケースも多いとの話が担当医からあった.
※脚の長さや骨盤の乗り方の左右差については,若年性関節リウマチ(JRA,別名・若年性特発性関節炎=JIA)の影響かどうかは不明.
▽09年5月21日(上の整形外科受診と同日)
Z病院眼科で,06年末から08年にかけて再発していた虹彩炎(JRAの少関節型で併発することがある)の定期的診察(虹彩炎の説明は以前のエントリ参照).両目とも引き続き炎症なし.
両目へのステロイド系点眼薬「リンデロンA」の点眼回数は再発防止のため減らさず,1日1回に据え置き.
右目の虹彩癒着が完全には解消していないため,虹彩癒着の予防・治療用の点眼薬「ミドリンP」を引き続き右目に1日3回点眼することに.
リンデロンAの使用がずっと続いていることへの不安(副作用の不安)を伝えたところ,担当医から,この程度の量であれば副作用の心配はあまりなく,むしろ減らして再発する方が良くないとの話あり.ただ,ステロイドの濃度が薄い目薬を使うという選択肢は可能性としてはある様子.
▽09年5月27日
X病院小児科で若年性関節リウマチ(JRA,別名・若年性特発性関節炎=JIA)の定期的診察.要点は次の通り:
・4月末に採取した血液の検査結果で,2月から上昇していたMMP-3(関節破壊マーカー)の数値(2月末に47.5だった)が15未満まで低下.白血球やCRP(炎症マーカー),フェリチン,リウマチ因子などの数値も全く問題なし.
・JRA発症個所の右膝をはじめ,関節に腫れ,熱感,痛みはなし.
・血液検査結果と状態が良好なので,内服のステロイド剤の減量を2カ月ぶりに再開することが決定.これまで(日量3mg×3日)+(日量2mg×4日)だった1週間の内服量を徐々に減らし,毎日一律2mgにすることに.
・主治医から,この調子でいけばステロイド剤をやめられそうだとの話あり.
・ステロイド剤以外の薬については引き続き,▽ビスホスホネート製剤(アクトネル錠)週1回17.5mg(1錠)×0.4▽免疫抑制剤メトトレキサート(メトレート錠)週1回8mg(4錠)▽葉酸(フォリアミン錠)週1回5mg(1錠)▽生物学的製剤エンブレル(週2回自宅皮下注射用)──を処方された.
※生物学的製剤(抗サイトカイン薬)については以前のエントリの免疫抑制剤と抗サイトカイン薬の情報メモ,エタネルセプト問題報道メモ,若年性関節リウマチ(JRA)関節型用の生物製剤メモを参照.
▽09年5月27日
この週,ステロイド剤の内服量を若干削減.(日量3mg×3日)+(日量2mg×4日)だった1週間の内服量を,(日量3mg×2日)+(日量2mg×5日)に.
▽09年6月1日
この週,ステロイド剤の内服量を若干削減.(日量3mg×2日)+(日量2mg×5日)だった1週間の内服量を,(日量3mg×1日)+(日量2mg×6日)に.
▽09年6月上旬
水いぼができやすくなっている(ステロイド剤または免疫抑制剤メトトレキサートの副作用かも)ため,対策として市販のヨクイニンを内服することを主治医から許可してもらった.
▽09年6月8日
Z病院リハビリ科で,右脚と左脚の長さに差がある(右脚の方が1cmほど長い)問題への対策として製作してもらった靴の中敷き(左足用)を受け取り.
▽09年6月8日
この週,ステロイド剤の内服量を若干削減.(日量3mg×1日)+(日量2mg×6日)だった1週間の内服量を,毎日一律2mgに.
▽09年6月18日
Z病院眼科で虹彩炎の定期的診察.両目とも引き続き炎症なし.
再発防止のため,リンデロンAの点眼回数は減らさず,引き続き両目に1日1回点眼することに.
ミドリンPも引き続き右目だけ1日3回点眼することに.
▽09年6月18日(上の眼科受診と同日)
Z病院整形外科・リハビリ科を受診.左右の脚の長さの差に対応するため左の靴に入れた中敷きで影響が出ていないかどうかを診てもらった.
中敷きを入れた靴を履いた状態でレントゲン撮影したところ,写真ではその割に左右差が解消されていないように見えた.ただ,実際に整形外科とリハビリ科で右脚と左脚を見てもらうと,中敷きを入れた靴を履いている時は左右差は解消されている様子.撮影時の立ち方に問題があったかもしれない.
立ち方の問題については,立っている時に左脚をそらせる癖がリハビリ科で指摘された.体重のかけ方が若干楽になるからそうしてしまうのかもしれないとのこと.右脚に痛みがあった時やギプスをしていた時の影響か.
左の膝の後ろに何か物を当てて立つ時間を設けるようにして,左脚をそらさない癖をつけてはどうかとリハビリ科の担当医から提案あり.
整形外科では,JRA発症個所である右膝の腫れは全くないと指摘された.あと脊柱側弯(そくわん)症については,あらためてごく軽いとの話があった.
▽09年6月24日
X病院小児科で若年性関節リウマチ(JRA,別名・若年性特発性関節炎=JIA)の定期的診察.要点は次の通り:
・この日の血液検査では,MMP-3の数値が33.8に上昇していたほかは問題なし.MMP-3の数値も一応は標準値の範囲内で,主治医は問題視せず.
・JRA発症個所の右膝には痛みも腫れも熱感もなし.
・状態はほぼ良好なので,ステロイド剤の内服量(この日の時点で一律日量2mg)を4週間のうちに徐々に日量1mgまで減らしていくことがいったん決まった.ただ,急な減量への不安から,結局もう少し緩やかに減らすことを決め,4週間をかけて2mgの日と1mgの日が交互になるくらいにすることにした.
・ステロイド剤を日量1mgにして問題がなければ,ステロイド剤の減量をいったん止めてメトトレキサートの内服量(この時点で週1回8mg)の削減に着手してもよいとの話が主治医からあった.
・水いぼができやすい問題について,メトトレキサートよりステロイド剤の影響ではないかとの話が主治医からあった.
・適当な時期にまた右膝をMRIで検査し,何も問題がないか確認することになった.MRI検査の実施や画像に基づく状態の判断については,これまでと同様,Z病院整形外科と連携する.
▽09年6月24日
この週,ステロイド剤の内服量を若干削減.一律日量2mgだった1週間の内服量を,(日量2mg×6日)+(日量1mg×1日)に.
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