若年性関節リウマチ(JRA)経過メモ(13年5-6月)

下の子(11歳)の若年性関節リウマチ(JRA,別名・若年性特発性関節炎=JIA)少関節型と関連症状について,大まかな経過と投薬状況を簡単にメモ.

※これまでの経過についてのエントリ:
06年: 7月まで8-10月11-12月
07年: 1-2月3-4月5-6月7-8月9-10月11-12月
08年: 1-2月3-4月5-6月7-8月9-10月11-12月
09年: 1-2月3-4月5-6月7-8月9-10月11-12月
10年: 1-2月3-4月5-6月7-8月9-10月11-12月
11年: 1-2月3-4月5-6月7-8月9-10月11-12月
12年: 1-2月3-6月7-10月11-12月
13年: 1-2月3-4月

▽13年5月8日

 W眼科で,虹彩炎(若年性関節リウマチ=JRA=の少関節型で併発することがある)と白内障について,ぶどう膜炎(虹彩炎はぶどう膜炎の一種)の専門医による定期的診察(虹彩炎の説明は以前のエントリ参照).要点は次の通り:

 ・12年9月に再燃が発覚した虹彩炎については,依然両目とも弱い炎症があり,右目の方が比較的強いとのこと.

 ・12年2月に発覚したごく初期の白内障に関連し,一時的に見えにくいと訴えることが時折ある点について担当医に相談したところ,逆さまつげのせいではないかとのこと(白内障が進行して見えにくい場合は一時的ではなく恒常的に見えにくくなる).

 ・虹彩炎への対処としては引き続き,(1) 虹彩炎を抑える効果がある生物学的製剤ヒュミラ(JRA 治療のため小児科から処方)の投与 (2) ステロイド系の点眼薬「リンデロン」(要冷蔵のリンデロンAとは異なり常温保管可)の点眼──を行うことに.

 ・リンデロンの点眼回数は,両目とも1日2回に据え置き.虹彩癒着の予防・緩和のための点眼薬「ミドリンP」も引き続き両目に1日2回点眼する.

 ・虹彩炎は中学・高校の間くらいまでは付き合うことになるとの話が担当医からあった(一般論としてそういうケースが多いというニュアンス).10代の間は炎症がおさまったり再燃したりを繰り返す感じか.

▽13年5月8日(上の眼科受診と同日)

 X病院小児科で若年性関節リウマチ(JRA,別名・若年性特発性関節炎=JIA)の定期的診察.要点は次の通り:

 ・JRA発症個所の右膝をはじめ,関節に痛み,腫れ,熱感はなし.12月と2月の右膝の状態(弱い痛みと若干の腫れ・熱感)は再発せず.

 ・血液検査では,焦点のMMP-3(関節破壊マーカー)をはじめ,CRP(炎症マーカー),白血球などの関連数値に問題はなし.12年12月までは15ng/ml未満のことが多かったMMP-3は今回も15ng/mlをやや上回り,16.8ng/mlだった(基準値の範囲内ではある).ただ,1月の19.9ng/ml,2月の19.4ng/ml,3月の19.3ng/ml,4月の20.6ng/mlよりは低下.

 ・血液検査結果のうち,抗核抗体(ANA)を示す抗体価は12年11月から5カ月連続で160倍だったが,今回は80倍.基準値は40倍以下なので今回の結果はまだ高いが,うちの子は抗体価が高い時に虹彩炎(JRAの少関節型で発症することがある)が出るケースが多いので,数値の低下はありがたい.

 ・虹彩炎の状態(上の項を参照)も主治医に報告.

 ・病院で測ったところ身長は141.0cm,体重は32.3kg.

 ・薬の処方は,生物学的製剤(抗サイトカイン薬)「ヒュミラ」(一般名アダリムマブ)皮下注射用40mgシリンジ0.8ml(2週間に1回,自宅で皮下注射).

 ※生物学的製剤(抗サイトカイン薬)については以前のエントリの免疫抑制剤と抗サイトカイン薬の情報メモエタネルセプト問題報道メモ若年性関節リウマチ(JRA)関節型用の生物製剤メモなどを参照.

▽13年5月12日

 生物学的製剤ヒュミラ皮下注射(72回目).

▽13年5月28日

 生物学的製剤ヒュミラ皮下注射(73回目).

▽13年6月6日

 X病院眼科で,虹彩炎(若年性関節リウマチ=JRA=の少関節型で併発することがある)と白内障について,ぶどう膜炎(虹彩炎はぶどう膜炎の一種)の専門医(W眼科の担当医.この日はX病院眼科での診療日)による定期的診察.

 今回は目に炎症は見られないとのことで,12年9月に再燃が発覚した虹彩炎は解消されたか,少なくとも状態は改善した模様.ただ,念のためリンデロンとミドリンPは引き続き両目とも1日2回点眼するよう指示された.

▽13年6月6日(上の眼科受診と同日)

 X病院小児科で若年性関節リウマチ(JRA,別名・若年性特発性関節炎=JIA)の定期的診察.要点は次の通り:

 ・JRA発症個所の右膝を含め,関節に痛み,腫れ,熱感はなし.

 ・血液検査では,CRP(炎症マーカー),白血球などの関連数値に問題はなし.焦点のMMP-3(関節破壊マーカー)の数値は今回も15ng/mlを上回り,19.1ng/mlだった(基準値の範囲内ではある).

 ・目が時折充血するのは虹彩炎ではないとの眼科担当医の指摘を受け,念のため花粉症がないかアレルギー検査.血液検査でアレルギーの有無を調べてもらったところ,アレルギーはなし(ブタクサ,スギ,ヒノキ,コナヒョウヒダニ,ハウスダストの抗体価はいずれも0.10UA/ml未満).

 ・病院で測ったところ身長は141.2cm,体重は33.3kg.

▽13年6月10日

 生物学的製剤ヒュミラ皮下注射(74回目).

▽13年6月14日

 Z病院眼科(虹彩炎での元々の通院先)で,虹彩炎の定期的診察.

 右目には炎症の兆候であるセル(浮遊細胞)は見られず.左目には若干あるとのこと.

▽13年6月18日

 Z病院小児科で,若年性関節リウマチ(JRA,別名・若年性特発性関節炎=JIA)の元々の主治医による定期的診察.経過を報告.

▽13年6月23日

 生物学的製剤ヒュミラ皮下注射(75回目).

▽13年6月25日

 朝起きてからしばらく目がよく見えないと言い,充血もある状態が3日間続いたため,W眼科を臨時受診.ドライアイとの診断で点眼薬を処方される.

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