2010.06.30 (Wednesday)
若年性関節リウマチ(JRA)経過メモ(10年5-6月)
下の子(8歳)の若年性関節リウマチ(JRA,別名・若年性特発性関節炎=JIA)少関節型と関連症状について,大まかな経過と投薬状況を簡単にメモ.
※これまでの経過についてのエントリ:
06年: 7月まで,8-10月,11-12月
07年: 1-2月,3-4月,5-6月,7-8月,9-10月,11-12月
08年: 1-2月,3-4月,5-6月,7-8月,9-10月,11-12月
09年: 1-2月,3-4月,5-6月,7-8月,9-10月,11-12月
10年: 1-2月,3-4月
※これまでの経過についてのエントリ:
06年: 7月まで,8-10月,11-12月
07年: 1-2月,3-4月,5-6月,7-8月,9-10月,11-12月
08年: 1-2月,3-4月,5-6月,7-8月,9-10月,11-12月
09年: 1-2月,3-4月,5-6月,7-8月,9-10月,11-12月
10年: 1-2月,3-4月
▽10年5月11日
Z病院小児科(元々の通院先)で若年性関節リウマチ(JRA,別名・若年性特発性関節炎=JIA)の定期的診察.ステロイド剤と免疫抑制剤メトトレキサートの内服を今年に入ってから相次いで打ち切り,現在は生物学的製剤(抗サイトカイン薬)エタネルセプト(商品名エンブレル)だけを使用していることを本来の主治医に報告.
▽10年5月14日
Z病院眼科で,虹彩炎(JRAの少関節型で併発することがある)の定期的診察(虹彩炎の説明は以前のエントリ参照).
両目に再発していることが4月に判明した虹彩炎は少し弱まったものの,まだ両目に出ているとのこと.左目の方が炎症が強いらしい.
ステロイド系点眼薬「リンデロンA」を引き続き両目に1日2回点眼するよう指示された.
虹彩癒着の予防・治療用の点眼薬「ミドリンP」も引き続き両目に1日1回点眼する.
▽10年5月20日
Z病院整形外科を受診.若年性関節リウマチ(JRA,別名・若年性特発性関節炎=JIA)発症個所の右膝に現時点では何も問題はないことを確認.
たまに脚の痛みを訴えることがあるものの,痛みがあるのは関節部分ではなく,筋肉痛のように思われることを担当医に伝達.担当医からは,ももの痛みがあってそれが続くようなら股関節に問題があるかもしれないので来院するようにとの話があった.
▽10年5月26日
X病院小児科で若年性関節リウマチ(JRA,別名・若年性特発性関節炎=JIA)の定期的診察.要点は次の通り:
・JRA発症個所の右膝をはじめ,全身の関節にいずれも痛み,腫れ,熱感はなし.3月末の免疫抑制剤メトトレキサート内服打ち切りによる影響は出ていない様子.
・虹彩炎が弱いながらもまだ続いており,ステロイド系の目薬をずっと使っていることを主治医に報告.主治医からはあらためて,生物学的製剤(抗サイトカイン薬)エタネルセプト(商品名エンブレル)から別の生物学的製剤に切り替える可能性について話があり,こちらからは今回,前向きな検討をお願いした.
・薬の処方は前回と同じで次の通り:
▽ビスホスホネート製剤(アクトネル錠)2週に1回17.5mg(1錠)
▽生物学的製剤エタネルセプト(商品名エンブレル,自宅皮下注射用25ml [実際に使用するのはその0.6倍分],剤形:シリンジ)
※生物学的製剤(抗サイトカイン薬)については以前のエントリの免疫抑制剤と抗サイトカイン薬の情報メモ,エタネルセプト問題報道メモ,若年性関節リウマチ(JRA)関節型用の生物製剤メモなどを参照.
▽10年6月17日
Z病院眼科で虹彩炎の定期的診察.両目に再発した虹彩炎は右目の方が解消されたものの,左目の方は悪化.左目の炎症は目が充血するほどではないが,担当医が見たところ,以前より大幅に悪いらしい.
左目へのリンデロンAの点眼回数をそれまでの1日2回から同3〜4回に増やすよう担当医から指示された.右目も再燃を防ぐため,引き続きリンデロンAを1日2回点眼する.ミドリンPも引き続き両目に1日1回点眼する.
JRAの治療のため現在使用中の生物学的製剤エンブレルは虹彩炎には効果がないことが多いとされる一方,別の生物学的製剤(インフリキシマブ=商品名レミケード=やアダリムマブ=商品名ヒュミラ)は虹彩炎に効果があるという話があることを眼科の担当医に話したところ,担当医からも,大人がレミケードを使って虹彩炎が良くなった事例があるという話があった.
ステロイド系の点眼薬を使っていても虹彩炎がたびたび再発し,しかもいったん再発すると長く続くため,生物学的製剤の切り替えができるならそうしたいという気持ちに傾く.
▽10年6月27日
X病院小児科で若年性関節リウマチ(JRA,別名・若年性特発性関節炎=JIA)の定期的診察.要点は次の通り:
・JRA発症個所の右膝をはじめ,全身の関節にいずれも痛み,腫れ,熱感はなし.
・血液検査では,CRP(炎症マーカー),白血球などの数値には問題なし.ただ,焦点のMMP-3(関節破壊マーカー)と抗体価の数値は診察時にはまだ得られず.
・左目で虹彩炎が強まっていることを主治医に報告.ステロイド系の目薬の点眼をここ数年続けているのに状態が思わしくないことをあらためて説明.
・主治医からは,現在使用中の生物学的製剤エタネルセプト(商品名エンブレル)がJRAには有効であるものの虹彩炎には効果が出ていないことを踏まえ,▽虹彩炎への効果が見込める別の生物学的製剤への切り替え▽注射で投与するステロイド剤リメタゾンの使用──という選択肢を検討して,1カ月後の次回診察時に結論を出す旨,話があった.
・別の生物学的製剤が実際に使えるかどうかは,現時点ではそれらのJRA適応が厚労省から承認されていないこともあり,関係方面への相談や問い合わせが必要.これらの生物学的製剤が使えない場合,リメタゾンの使用案が浮上することになる.
Z病院小児科(元々の通院先)で若年性関節リウマチ(JRA,別名・若年性特発性関節炎=JIA)の定期的診察.ステロイド剤と免疫抑制剤メトトレキサートの内服を今年に入ってから相次いで打ち切り,現在は生物学的製剤(抗サイトカイン薬)エタネルセプト(商品名エンブレル)だけを使用していることを本来の主治医に報告.
▽10年5月14日
Z病院眼科で,虹彩炎(JRAの少関節型で併発することがある)の定期的診察(虹彩炎の説明は以前のエントリ参照).
両目に再発していることが4月に判明した虹彩炎は少し弱まったものの,まだ両目に出ているとのこと.左目の方が炎症が強いらしい.
ステロイド系点眼薬「リンデロンA」を引き続き両目に1日2回点眼するよう指示された.
虹彩癒着の予防・治療用の点眼薬「ミドリンP」も引き続き両目に1日1回点眼する.
▽10年5月20日
Z病院整形外科を受診.若年性関節リウマチ(JRA,別名・若年性特発性関節炎=JIA)発症個所の右膝に現時点では何も問題はないことを確認.
たまに脚の痛みを訴えることがあるものの,痛みがあるのは関節部分ではなく,筋肉痛のように思われることを担当医に伝達.担当医からは,ももの痛みがあってそれが続くようなら股関節に問題があるかもしれないので来院するようにとの話があった.
▽10年5月26日
X病院小児科で若年性関節リウマチ(JRA,別名・若年性特発性関節炎=JIA)の定期的診察.要点は次の通り:
・JRA発症個所の右膝をはじめ,全身の関節にいずれも痛み,腫れ,熱感はなし.3月末の免疫抑制剤メトトレキサート内服打ち切りによる影響は出ていない様子.
・虹彩炎が弱いながらもまだ続いており,ステロイド系の目薬をずっと使っていることを主治医に報告.主治医からはあらためて,生物学的製剤(抗サイトカイン薬)エタネルセプト(商品名エンブレル)から別の生物学的製剤に切り替える可能性について話があり,こちらからは今回,前向きな検討をお願いした.
・薬の処方は前回と同じで次の通り:
▽ビスホスホネート製剤(アクトネル錠)2週に1回17.5mg(1錠)
▽生物学的製剤エタネルセプト(商品名エンブレル,自宅皮下注射用25ml [実際に使用するのはその0.6倍分],剤形:シリンジ)
※生物学的製剤(抗サイトカイン薬)については以前のエントリの免疫抑制剤と抗サイトカイン薬の情報メモ,エタネルセプト問題報道メモ,若年性関節リウマチ(JRA)関節型用の生物製剤メモなどを参照.
▽10年6月17日
Z病院眼科で虹彩炎の定期的診察.両目に再発した虹彩炎は右目の方が解消されたものの,左目の方は悪化.左目の炎症は目が充血するほどではないが,担当医が見たところ,以前より大幅に悪いらしい.
左目へのリンデロンAの点眼回数をそれまでの1日2回から同3〜4回に増やすよう担当医から指示された.右目も再燃を防ぐため,引き続きリンデロンAを1日2回点眼する.ミドリンPも引き続き両目に1日1回点眼する.
JRAの治療のため現在使用中の生物学的製剤エンブレルは虹彩炎には効果がないことが多いとされる一方,別の生物学的製剤(インフリキシマブ=商品名レミケード=やアダリムマブ=商品名ヒュミラ)は虹彩炎に効果があるという話があることを眼科の担当医に話したところ,担当医からも,大人がレミケードを使って虹彩炎が良くなった事例があるという話があった.
ステロイド系の点眼薬を使っていても虹彩炎がたびたび再発し,しかもいったん再発すると長く続くため,生物学的製剤の切り替えができるならそうしたいという気持ちに傾く.
▽10年6月27日
X病院小児科で若年性関節リウマチ(JRA,別名・若年性特発性関節炎=JIA)の定期的診察.要点は次の通り:
・JRA発症個所の右膝をはじめ,全身の関節にいずれも痛み,腫れ,熱感はなし.
・血液検査では,CRP(炎症マーカー),白血球などの数値には問題なし.ただ,焦点のMMP-3(関節破壊マーカー)と抗体価の数値は診察時にはまだ得られず.
・左目で虹彩炎が強まっていることを主治医に報告.ステロイド系の目薬の点眼をここ数年続けているのに状態が思わしくないことをあらためて説明.
・主治医からは,現在使用中の生物学的製剤エタネルセプト(商品名エンブレル)がJRAには有効であるものの虹彩炎には効果が出ていないことを踏まえ,▽虹彩炎への効果が見込める別の生物学的製剤への切り替え▽注射で投与するステロイド剤リメタゾンの使用──という選択肢を検討して,1カ月後の次回診察時に結論を出す旨,話があった.
・別の生物学的製剤が実際に使えるかどうかは,現時点ではそれらのJRA適応が厚労省から承認されていないこともあり,関係方面への相談や問い合わせが必要.これらの生物学的製剤が使えない場合,リメタゾンの使用案が浮上することになる.
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