2015.09.30 (Wednesday)
若年性関節リウマチ(JRA)経過メモ(15年7-9月)
下の子(13歳)の若年性関節リウマチ(JRA,別名・若年性特発性関節炎=JIA)少関節型と関連症状について,大まかな経過と投薬状況を簡単にメモ.
※これまでの経過についてのエントリ:
06年: 7月まで,8-10月,11-12月
07年: 1-2月,3-4月,5-6月,7-8月,9-10月,11-12月
08年: 1-2月,3-4月,5-6月,7-8月,9-10月,11-12月
09年: 1-2月,3-4月,5-6月,7-8月,9-10月,11-12月
10年: 1-2月,3-4月,5-6月,7-8月,9-10月,11-12月
11年: 1-2月,3-4月,5-6月,7-8月,9-10月,11-12月
12年: 1-2月,3-6月,7-10月,11-12月
13年: 1-2月,3-4月,5-6月,7-8月,9-10月,11-12月
14年: 1-2月,3-4月,5-6月,7-8月,9-10月,11-12月
15年: 1-2月,3-4月,5-6月
15年7-9月は,若年性関節リウマチ(JRA)については一時的に右膝に腫れが出たが解消された.両目の虹彩炎はだいぶ良くなった.
7-9月の時系列順の経過は次の通り:
▽15年7月3日
X病院で頭のCT検査.頭痛を訴えることが多いため,念のため検査を受けたもの.
▽15年7月17日
X病院小児科で若年性関節リウマチ(JRA,別名・若年性特発性関節炎=JIA)の定期的診察.要点は次の通り:
・JRA 発症箇所の右膝を含め,関節に痛み,腫れはなし.
・血液検査をしたところ,焦点のMMP-3(関節破壊マーカー)の数値は22.4ng/mLで,標準値の範囲内ではあるものの,4カ月ぶりに20を超えた.CRP(炎症マーカー),白血球などの数値は標準値の範囲内で問題なし.
・血液検査の結果,抗核抗体(ANA)を示す抗体価は「80倍」で,5-6月と同じ(標準値上限は40倍).うちの子は抗体価が高い時に虹彩炎(JRA の少関節型で併発することがあり,うちの子も発症している)が強く出る傾向があるように見受けられるため抗体価を測っている.5-7月は若干高い数値だが,虹彩炎はこの期間,落ち着いている.
・虹彩炎について,ぶどう膜炎(虹彩炎はぶどう膜炎の一種)の専門医による6月の診察の結果を小児科の主治医に報告.目の炎症は弱いようで,これまで1カ月に1回は受けていた目の診察も2カ月に1回で大丈夫と言われたことなどを伝えた.
・頭痛を訴えることが多い問題で,7月3日に受けたCT検査の結果について説明を受ける.脳に出血も腫瘤もないとのこと.排卵時に頭痛になる人もあるので基礎体温を記録するよう指示.
・主治医により,生物学的製剤(抗サイトカイン薬)シンポニー(一般名ゴリムマブ,公式ウェブサイトはここ)の皮下注射(左腕,24回目).
・頭痛用に内服薬ロキソニンを20回分処方.痛い時に飲むことに.
・身長と体重を計測したところ,身長は154.8cm, 体重は45.7kg.
※生物学的製剤(抗サイトカイン薬)については以前のエントリの免疫抑制剤と抗サイトカイン薬の情報メモ,エタネルセプト問題報道メモ,若年性関節リウマチ(JRA)関節型用の生物製剤メモなどを参照.
※虹彩炎の説明は以前のエントリ参照.
▽15年8月14日
X病院眼科で左目の白内障手術(14年8月)後の経過についての定期的診察.要点は次の通り:
・視力検査の結果は,矯正視力が右目1.5, 左目0.6(2月末の時点では右目が1.2,左目が0.9で,5月の時点では右目1.5, 左目0.5だった).左目の視力は5月より若干いいかもという程度.
・左目の網膜中心部のむくみ(水がたまっている状態)については,5月の前回診察時と同じくらいで「まだ若干ある」との所見(5月の時点では,2月の時点に比べて水が3分の1程度に減ったように見えていた).
・目の炎症(うちの子は,JRA の少関節型で併発することがある虹彩炎を患っている)については「落ち着いている」(炎症がないわけではないが悪化はしていない)との所見だった.
・とりあえず,虹彩炎については引き続きW眼科で診療を受けることもあり,白内障手術後の左目の水の状態などについて次回X病院眼科で診察を受けるのは年末とすることに.
・虹彩炎で使うステロイド系点眼薬「リンデロン」,虹彩癒着の予防・緩和用の点眼薬「ミドリンP」,目の保護用の点眼薬「ムコスタ」を処方して頂く(W眼科の指示でリンデロンは両目に1日3-4回,ミドリンPは同2回,ムコスタは適宜点眼している).
※虹彩炎の説明は以前のエントリ参照.
▽15年8月21日
X病院小児科で若年性関節リウマチ(JRA,別名・若年性特発性関節炎=JIA)の定期的診察.要点は次の通り:
・JRA 発症箇所の右膝が少し腫れていると主治医から指摘.痛みと熱感はない.他の関節には痛み,腫れ,熱感はなし.
・血液検査の結果,焦点のMMP-3(関節破壊マーカー)の数値は27.4ng/mLで,標準値の範囲内ではあるものの,この半年で最も高い数値に.CRP(炎症マーカー),白血球などの数値は標準値の範囲内で問題なし.
・右膝の腫れ,またMMP-3の数値が比較的高いことを受け,炎症を抑える内服薬を使って様子を見ることになった.
・血液検査の結果のうち,抗核抗体(ANA)を示す抗体価は診察時にはまだ出ていなかった.
・あと虹彩炎(JRA の少関節型で併発することがあり,うちの子も発症している)について,14日のX病院眼科での診察の結果を小児科の主治医に報告.
・主治医により,生物学的製剤(抗サイトカイン薬)シンポニー(一般名ゴリムマブ,公式ウェブサイトはここ)の皮下注射(左腕,25回目).
・右膝の炎症と頭痛・生理痛への対策のため内服薬ロキソニンを処方.頭痛・生理痛がなくても毎日朝夕の2回服用する.頭痛用に内服薬デミグランも処方.
・主治医の異動先の病院(うちの子も年明け以降そちらに通院する予定)では小児科と小児整形が連携するとの話あり.眼科とも連携できるか確認してみるとのこと.
▽15年9月14日
W眼科でぶどう膜炎(若年性関節リウマチ=JRA=の少関節型で発症することがある虹彩炎はぶどう膜炎の一種)の専門医による診察.要点は次の通り:
・目の炎症は「うんと軽いが,ある」との所見.
・炎症が軽い状態はここ数カ月続いており,悪化はしていない.もう少し落ち着いたら,ステロイド系点眼薬「リンデロン」の点眼回数(現在は両目とも1日3-4回)を減らすことも考えるかもしれないとのこと.
・視力検査の結果は裸眼視力が両目とも0.4, 矯正視力が右目1.2, 左目0.9だった.左目の矯正視力が回復したのは良かった(本人に訊いたところ,最近は確かによく見えるとのことだった.
・引き続き両目ともステロイド系点眼薬「リンデロン」を1日3-4回,虹彩癒着の予防・緩和用の点眼薬「ミドリンP」を同2回点眼する.
・次回の受診は2カ月後くらいでOKとのこと.
▽15年9月18日
X病院小児科で若年性関節リウマチ(JRA,別名・若年性特発性関節炎=JIA)の定期的診察.要点は次の通り:
・JRA 発症箇所の右膝に8月にあった腫れはひいたとの所見.内服薬ロキソニンは服用をやめてよいことに.
・あと虹彩炎(JRA の少関節型で併発することがあり,うちの子も発症している)について,ぶどう膜炎(虹彩炎はぶどう膜炎の一種)の専門医による14日の診察の結果を小児科の主治医に報告.
・主治医により,生物学的製剤(抗サイトカイン薬)シンポニー(一般名ゴリムマブ,公式ウェブサイトはここ)の皮下注射(26回目).
※これまでの経過についてのエントリ:
06年: 7月まで,8-10月,11-12月
07年: 1-2月,3-4月,5-6月,7-8月,9-10月,11-12月
08年: 1-2月,3-4月,5-6月,7-8月,9-10月,11-12月
09年: 1-2月,3-4月,5-6月,7-8月,9-10月,11-12月
10年: 1-2月,3-4月,5-6月,7-8月,9-10月,11-12月
11年: 1-2月,3-4月,5-6月,7-8月,9-10月,11-12月
12年: 1-2月,3-6月,7-10月,11-12月
13年: 1-2月,3-4月,5-6月,7-8月,9-10月,11-12月
14年: 1-2月,3-4月,5-6月,7-8月,9-10月,11-12月
15年: 1-2月,3-4月,5-6月
15年7-9月は,若年性関節リウマチ(JRA)については一時的に右膝に腫れが出たが解消された.両目の虹彩炎はだいぶ良くなった.
7-9月の時系列順の経過は次の通り:
▽15年7月3日
X病院で頭のCT検査.頭痛を訴えることが多いため,念のため検査を受けたもの.
▽15年7月17日
X病院小児科で若年性関節リウマチ(JRA,別名・若年性特発性関節炎=JIA)の定期的診察.要点は次の通り:
・JRA 発症箇所の右膝を含め,関節に痛み,腫れはなし.
・血液検査をしたところ,焦点のMMP-3(関節破壊マーカー)の数値は22.4ng/mLで,標準値の範囲内ではあるものの,4カ月ぶりに20を超えた.CRP(炎症マーカー),白血球などの数値は標準値の範囲内で問題なし.
・血液検査の結果,抗核抗体(ANA)を示す抗体価は「80倍」で,5-6月と同じ(標準値上限は40倍).うちの子は抗体価が高い時に虹彩炎(JRA の少関節型で併発することがあり,うちの子も発症している)が強く出る傾向があるように見受けられるため抗体価を測っている.5-7月は若干高い数値だが,虹彩炎はこの期間,落ち着いている.
・虹彩炎について,ぶどう膜炎(虹彩炎はぶどう膜炎の一種)の専門医による6月の診察の結果を小児科の主治医に報告.目の炎症は弱いようで,これまで1カ月に1回は受けていた目の診察も2カ月に1回で大丈夫と言われたことなどを伝えた.
・頭痛を訴えることが多い問題で,7月3日に受けたCT検査の結果について説明を受ける.脳に出血も腫瘤もないとのこと.排卵時に頭痛になる人もあるので基礎体温を記録するよう指示.
・主治医により,生物学的製剤(抗サイトカイン薬)シンポニー(一般名ゴリムマブ,公式ウェブサイトはここ)の皮下注射(左腕,24回目).
・頭痛用に内服薬ロキソニンを20回分処方.痛い時に飲むことに.
・身長と体重を計測したところ,身長は154.8cm, 体重は45.7kg.
※生物学的製剤(抗サイトカイン薬)については以前のエントリの免疫抑制剤と抗サイトカイン薬の情報メモ,エタネルセプト問題報道メモ,若年性関節リウマチ(JRA)関節型用の生物製剤メモなどを参照.
※虹彩炎の説明は以前のエントリ参照.
▽15年8月14日
X病院眼科で左目の白内障手術(14年8月)後の経過についての定期的診察.要点は次の通り:
・視力検査の結果は,矯正視力が右目1.5, 左目0.6(2月末の時点では右目が1.2,左目が0.9で,5月の時点では右目1.5, 左目0.5だった).左目の視力は5月より若干いいかもという程度.
・左目の網膜中心部のむくみ(水がたまっている状態)については,5月の前回診察時と同じくらいで「まだ若干ある」との所見(5月の時点では,2月の時点に比べて水が3分の1程度に減ったように見えていた).
・目の炎症(うちの子は,JRA の少関節型で併発することがある虹彩炎を患っている)については「落ち着いている」(炎症がないわけではないが悪化はしていない)との所見だった.
・とりあえず,虹彩炎については引き続きW眼科で診療を受けることもあり,白内障手術後の左目の水の状態などについて次回X病院眼科で診察を受けるのは年末とすることに.
・虹彩炎で使うステロイド系点眼薬「リンデロン」,虹彩癒着の予防・緩和用の点眼薬「ミドリンP」,目の保護用の点眼薬「ムコスタ」を処方して頂く(W眼科の指示でリンデロンは両目に1日3-4回,ミドリンPは同2回,ムコスタは適宜点眼している).
※虹彩炎の説明は以前のエントリ参照.
▽15年8月21日
X病院小児科で若年性関節リウマチ(JRA,別名・若年性特発性関節炎=JIA)の定期的診察.要点は次の通り:
・JRA 発症箇所の右膝が少し腫れていると主治医から指摘.痛みと熱感はない.他の関節には痛み,腫れ,熱感はなし.
・血液検査の結果,焦点のMMP-3(関節破壊マーカー)の数値は27.4ng/mLで,標準値の範囲内ではあるものの,この半年で最も高い数値に.CRP(炎症マーカー),白血球などの数値は標準値の範囲内で問題なし.
・右膝の腫れ,またMMP-3の数値が比較的高いことを受け,炎症を抑える内服薬を使って様子を見ることになった.
・血液検査の結果のうち,抗核抗体(ANA)を示す抗体価は診察時にはまだ出ていなかった.
・あと虹彩炎(JRA の少関節型で併発することがあり,うちの子も発症している)について,14日のX病院眼科での診察の結果を小児科の主治医に報告.
・主治医により,生物学的製剤(抗サイトカイン薬)シンポニー(一般名ゴリムマブ,公式ウェブサイトはここ)の皮下注射(左腕,25回目).
・右膝の炎症と頭痛・生理痛への対策のため内服薬ロキソニンを処方.頭痛・生理痛がなくても毎日朝夕の2回服用する.頭痛用に内服薬デミグランも処方.
・主治医の異動先の病院(うちの子も年明け以降そちらに通院する予定)では小児科と小児整形が連携するとの話あり.眼科とも連携できるか確認してみるとのこと.
▽15年9月14日
W眼科でぶどう膜炎(若年性関節リウマチ=JRA=の少関節型で発症することがある虹彩炎はぶどう膜炎の一種)の専門医による診察.要点は次の通り:
・目の炎症は「うんと軽いが,ある」との所見.
・炎症が軽い状態はここ数カ月続いており,悪化はしていない.もう少し落ち着いたら,ステロイド系点眼薬「リンデロン」の点眼回数(現在は両目とも1日3-4回)を減らすことも考えるかもしれないとのこと.
・視力検査の結果は裸眼視力が両目とも0.4, 矯正視力が右目1.2, 左目0.9だった.左目の矯正視力が回復したのは良かった(本人に訊いたところ,最近は確かによく見えるとのことだった.
・引き続き両目ともステロイド系点眼薬「リンデロン」を1日3-4回,虹彩癒着の予防・緩和用の点眼薬「ミドリンP」を同2回点眼する.
・次回の受診は2カ月後くらいでOKとのこと.
▽15年9月18日
X病院小児科で若年性関節リウマチ(JRA,別名・若年性特発性関節炎=JIA)の定期的診察.要点は次の通り:
・JRA 発症箇所の右膝に8月にあった腫れはひいたとの所見.内服薬ロキソニンは服用をやめてよいことに.
・あと虹彩炎(JRA の少関節型で併発することがあり,うちの子も発症している)について,ぶどう膜炎(虹彩炎はぶどう膜炎の一種)の専門医による14日の診察の結果を小児科の主治医に報告.
・主治医により,生物学的製剤(抗サイトカイン薬)シンポニー(一般名ゴリムマブ,公式ウェブサイトはここ)の皮下注射(26回目).
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