ジザメリ英公演への評価分かれる

再結成したThe Jesus and Mary Chain(以下ジザメリ)が3月12日にロンドンで行った公演について,ファンサイトapril skiesの掲示板や一部の英メディアで評価が分かれている.8月のジザメリのサマーソニック(公式サイトはここ)出演が待たれる中,少々気掛かりな展開なので,以下,簡単にメモ.

april skiesの掲示板ではジザメリのロンドン公演について,すごくいいライブだったとの書き込みがある一方,▽フィードバックノイズの欠如▽熱が伝わってこない平板な演奏──を厳しく批判する声も上がっている.

英メディアでは,サンデー・ミラー紙(デーリー・ミラー紙日曜版)が16日付の記事で,ジザメリがフィードバックノイズへの依存度を弱めて楽曲の美しさを生かしたライブだったというような感じで今回のロンドン公演をどちらかというと肯定的に評価している(ここ参照).

これに対し,オブザーバー紙(ガーディアン紙日曜版)は同日付の記事で,ジザメリの再結成後の勢いが「頭打ちになっているようだ」とバッサリ.そもそもジザメリの魅力はポップか混沌かのすれすれのところを行く危うさにあったのに,今は危うさよりも技術の確かさを重視している(のでつまらない)と批評している(ここ参照).

対立点は結局,ミラー紙とオブザーバー紙の論点に収斂するような感じがする.無理に極論すれば,メロディーを評価するか,ノイズを評価するか,みたいな.実際はほかの要素(リアルタイムのコアなファンだったかどうかとか,再結成後のライブを既に観ていたかどうかとか)も絡んでくるとは思うけど.

ま,ファンとしてサマソニでは,あるがままの彼らを受け止めようと思う.

| 音楽::ジザメリ::info | 9:13 | comments (0) | trackback (0) | permalink |

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