Creation Records のドキュメンタリー映画観てきた


英 Creation Records のドキュメンタリー映画 "Upside Down: The Story of Creation Records"(邦題アップサイド・ダウン:クリエイションレコーズ・ストーリー)を,東京での公開が終わりかけた9月19日にシアターN渋谷で観てきた.The Jesus and Mary Chain(以下ジザメリ)をはじめ,Creation に所属していたアーティストが好きな人はとても楽しめると思う.以下,簡単に感想などをメモ:

この映画は,Creation Records 創設者の Alan McGee や所属アーティストを含む関係者らがレーベルの立ち上げから終焉までの歴史を語る構成で,背景には常に主な所属バンドの代表的な楽曲が鳴り,ライブや PV の映像も差し挟まれる.

映画のタイトルになったジザメリのデビューシングル "Upside Down" は冒頭を含め,映画の中で3回も流れる.ファンは大満足だけど,ジザメリを知らない人にはしつこく感じられなかったかなと少し心配した.

映画の中ではジザメリ初期のライブで起きた「暴動」の際の映像も出てくる.楽曲は Upside Down 以外にも I Love Rock'n'Roll が流れた.ジザメリは Creation に所属していた期間自体がかなり限られていた(初期と末期だけ)ので,映画の中での扱いはそれほど大きくない.

ジザメリからは Jim Reid と Douglas Hart が映画に出演し,当時を振り返って話をしている(Bobby Gillespie も出演しているけど,もちろんそれは Primal Scream のリーダーで Alan の親友だから).Jim の話はジザメリのファンなら知っているような内容かもしれないけど,この映画の中では Creation の成長を表す役割も果たしていて興味深かった.あと Douglas Hart はかなりおもしろい人のようだなと感じた.

映画の中ではやはり Creation の看板アーティストだった Oasis と Primal Scream の扱いが大きかった.Oasis の英国史上最大規模のライブがこの映画の,そして Creation の歴史のハイライトになるんだけど,それがジザメリ初期の暴動ライブと対照的で,Creation がどれほど成長したかを如実に示していた.

映画には My Bloody Valentine, Ride, Teenage Fanclub, The Boo Radleys なども登場する.映画を観てからマイブラの Soon が時々頭の中で鳴るのでまた聴かなきゃと考え中.Ride はすごくかっこ良かった.

東京での上映は終わってしまったけど,まだ各地で上映されているはず(日本での公式サイト公式ツイッターで上映館確認を).音楽が鳴り続ける素敵な映画なので,Creation に所属していたアーティストのファンには是非鑑賞をおすすめしたい.

この映画の公式サイト: Creations Records Documentary Upside Down Movie
この映画の公式Twitter: Upside Down Movie on Twitter
この映画の日本での公式サイト: UPSIDE DOWN
この映画の日本での公式Twitter: 映画『アップサイド・ダウン』
日本での紹介ページ: アップサイド・ダウン:クリエイションレコーズ・ストーリー  映画作品紹介 (CINEMA TOPICS ONLINE)

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