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このアルバム，ジザメリっぽい感じはほとんどない．ランダムに奏でられるギターの音（ノイジーではない）が重ねられ，その上で彼の歌声が時折たゆたう．前衛的というか何というか．．．説明が難しい．レッテルを貼れないような作りとも言えるかもしれない．よっぽどWilliam Reidのことが好きだという人以外にはお勧めしにくい．

このアルバムの7曲目のkissaroundは，Reid兄弟の妹Lindaを中心としたプロジェクトSister Vanillaのアルバム "Little Pop Rock" に別バージョン（Lindaが歌う，もっとポップなバージョン）が収録されてる．自分はそっちの方が好き．Williamが何ていうかあっちの世界で歌っているのは，聴いてて痛い．ジザメリ再結成で，こっちの世界に戻ってきてくれて本当に良かった．