Asobi Seksuは1枚目も良かった

NYのシューゲイザー/ドリームポップ・バンド,Asobi Seksu(公式サイトはここ,MySpaceはここ)のデビューアルバム "Asobi Seksu"(2005年)を先日購入した.去年買った2枚目のアルバム "Citrus"(06年)がとても良かった(以前のエントリ参照)ので,1枚目も聴いておきたくなったもの.以下,簡単にメモ.

2枚目では,ただ轟音を鳴らすだけではない表情豊かなギターに加え,シンセも多用され,幅と奥行きのある音世界が構築されてて,その中で意外とポップな独特の音楽が展開されてる.かなり気に入って,購入以来よく聴いてた.

今回買った1枚目は,2枚目ほどはシンセが目立たず,ギター主体の楽曲で構成されてる.特に前半はマイブラ直系と言っていいような轟音シューゲイザー・ワールドで,そういうのが好きな人ならかなり楽しめると思う.疾走感のある1曲目などは,是非1度ライブで聴いてみたい.

後半はラウンジミュージックっていうのかな,概して前半より落ち着いた感じ.個人的には前半の方が好きだった.

1枚目と2枚目に共通してるのは,耳に残るポップな歌のメロディー.何ていうか単なる「音響バカ」に陥らず,音楽の根幹がしっかりしてるわけで,歌がこのバンドのもう1つの大きな魅力になってる.

ボーカル(アメリカ育ちの日本人女性で日本語と英語で歌ってる)については,2枚目では高い音が多くて透明感があり,神々しい感じもしたんだけど,1枚目はもっと地に足がついたというか身近な感じだった.1枚目には,昔のレコード盤から流れてきた音楽みたいな音世界を目指したような印象を与えるところがあり,ボーカルの仕上がりもそれと関係してるように思う.

全体的には,いいアルバムだった.2枚目のアルバムとはまた違った魅力があり,特に前半がおすすめ.

以前の関連エントリ:
Asobi Seksuもお勧め(2007年7月29日)

| 音楽::アソビ・セクス | 13:28 | comments (0) | trackback (0) | permalink |

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