Crocodilesデビュー作はジザメリファンにおすすめ

アメリカのバンド,Crocodilesのデビューアルバム "Summer of Hate" (2009年) を最近になって購入した.アルバムの最初の2曲はジザメリファンにおすすめできると思う.以下,ごく簡単に感想をメモ:

09年のアルバム発売時に米英メディアでThe Jesus and Mary Chain(以下ジザメリ)を引き合いに出して紹介されていて,気になっていた.確かMySpaceで楽曲を試聴したんだけど,なぜか当時はピンとこなくてアルバム購入に至らずにいた.

実際にアルバムを聴いてみると,冒頭から引き込まれた.イントロに当たる1曲目 "Screaming Chrome" は50秒ほどのビートのないインストゥルメンタルで,My Bloody Valentineの名作 "Loveless" に入っている間奏曲を思わせる.2曲目 "I Wanna Kill" はストレートな打ち込みビートに味付け程度のノイズ,ポップなメロディーがジザメリファンのツボに間違いなくはまると思う.

5曲目 "Refuse Angels" は2曲目よりノイジーでビートが比較的激しく,A Place to Bury Strangers (APTBS) に通じる感じ.6曲目 "Flash of Light" はいきなりPet Shop Boys風の演歌チックな曲だけど,曲の後半はノイズで構成されるスリリングな展開になる.

全体的には,シンセの音も結構入っていて,思ったほどざらついていないような印象を持った.ノイズはそれほど多用されていない.個人的には最初の2曲で満足できた.

Crocodiles公式サイト: killkillkillcrocodiles.blogspot.com
CrocodilesのMySpace: www.myspace.com/crocodilescrocodilescrocodiles

| 音楽::その他ノイズポップ | 21:35 | comments (0) | trackback (0) | permalink |

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