The Radio Dept.シングル集,90sオルタナファンにおすすめ

スウェーデンのシューゲイザーバンド,The Radio Dept. のシングルとB面曲を集めた2枚組 CD "Passive Aggressive: Singles 2002-2010" (2011年) を最近購入した.シューゲイザーや1990年代のオルタナティブロックのファンで打ち込みビートも好きな人は楽しめると思う.以下,ごく簡単に感想をメモ:

The Radio Dept. の名前は以前からよく見かけていたんだけど,作品をきちんと聴いたのは初めて.初期の作品には The Jesus and Mary Chain (以下ジザメリ)にも通じるノイジーさとポップなメロディーの組み合わせが見られる(1枚目の1曲目 "Why Won't You Talk About It?" など).また,90年代のオルタナの影響も色濃く感じられる(同2曲目 "Where Damage Isn't Already Done" や4曲目 "Ewan" など).

その後の作品には80年代を思い起こさせるニューウェイブ調の曲(同7曲目 "The Worst Taste in Music")やダンサブルなナンバー(同8曲目 "We Made the Team")もあり,結構幅広い音楽性を楽しめる.同9曲目 "Bachelor Kisses" はキャッチーなところのある打ち込み曲で,Pet Shop Boys を思わせる部分があるようにも感じた.

あと,このコンピレーションには,ソフィア・コッポラが監督・脚本を務めた映画「マリー・アントワネット」(06年製作)のサウンドトラックに含まれていた The Radio Dept. の曲3曲のうち,"Pulling Our Weight" も収録されている(1枚目の5曲目).

同じくソフィア・コッポラが監督・脚本を務めた映画「ロスト・イン・トランスレーション」(03年製作,以前のエントリ参照)で楽曲が使われたジザメリやマイブラのファンにとっては,それも興味深いのではないかなと思う.

| 音楽::その他ノイズポップ | 20:12 | comments (0) | trackback (0) | permalink |

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