The Faunsデビュー作,シューゲイザーファンにおすすめ

イギリスのシューゲイザーバンド,The Faunsのデビューアルバム "The Fauns" (2009年) を最近になって購入した.落ち着いた女性ボーカルがうまく溶け込んだいい作品で,RideやSlowdiveが好きなシューゲイザーファンにおすすめできると思う.以下,ごく簡単に感想をメモ:

The Faunsはギタリスト3人を擁する6人編成のバンドで,自らシューゲイザーバンドと称している.

アルバムを聴いた限りでは,元祖シューゲイザーのThe Jesus and Mary Chain(以下ジザメリ)やMy Bloody ValentineよりもRide, Slowdive, Chapterhouse辺りに近い音楽のような印象を受けた.

1曲目 "Lovestruck" の静鎰さがアルバム全体の雰囲気を代表しているように感じる.収録曲にはミッドテンポの曲が多く,時折電子音を交えつつ繊細さや浮遊感,透明感を醸し出している.

ただ全部がそうだというわけではなく,例えば4曲目 "The Sun Is Crusing" は疾走感あふれるノイジーなギターポップで,とても魅力的な曲になっている.ジザメリのJim Reidが歌ったら似合いそうだと思った.

6曲目 "Road Meets the Sky" もややアップテンポの曲で,横浜のバンド,broken little sister(以前のエントリ参照)に通じる「平熱感」のあるサイケなポップに仕上がっている.

7曲目 "Black Sand" は美しいシンセで始まるインストゥルメンタル曲.途中からノイズが入って緊張感が高まっていく様が圧巻.全然系統は違うけど,Tangerine Dreamを思い起こした.

8曲目 "Deranged" は無邪気なポップさがNYのドリームポップバンド,Asobi Seksu(以前のエントリ参照)に通じるように感じた.

少しでも興味のある方は是非,下の公式サイトやMySpaceで試聴を.

The Faunsの公式サイト(bandcamp内): thefauns.bandcamp.com
The FaunsのMySpace: www.myspace.com/thefauns
The FaunsのTwitter: twitter.com/thefaunsband
</ center>

| 音楽::その他ノイズポップ | 20:30 | comments (0) | trackback (0) | permalink |

コメント

コメントする








トラックバックURL

トラックバック


<< より最近のエントリへ 以前のエントリへ >>