Asobi Seksu が解散

米ニューヨークのシューゲイザー/ドリームポップ・バンド,Asobi Seksu (アソビ・セクス)が解散を発表した.Asobi Seksu は以前,The Jesus and Mary Chain (以下ジザメリ)の曲をカバーしたこともある.以下,簡単にメモ:

Asobi Seksu の解散は10月1日,Facebook に設けられているバンドのページ(ここ参照)で発表された.Twitter (ここ参照)にも同内容の投稿がある.

Asobi Seksu は日本出身のユキ・チクダテとジェームズ・ハンナの2人を中心とするバンドで,近年のシューゲイザーサウンド再興隆の初期段階に注目を集めた.

Asobi Seksu は2005年のデビューアルバム "Asobi Seksu" の中でシューゲイザーの帝王 My Bloody Valentine 直系のサウンドを響かせた後,06年にリリースした2作目のアルバム "Citrus" では回顧的でなく同時代的で彼ら独特のシューゲイザーサウンドを展開.私は個人的に夢中になった.

1作目と2作目では日本語の歌詞も多く,英語圏でどのように受け止められているかは分からなかったものの,個人的には親しみやすくて好感が持てた.

その後,09年の3作目 "Hush" では一転してノイジーなサウンドを排し,高音ボーカルとクリーンで叙情あふれるギター,壮麗なシンセサイザーで神々しい音世界をつくり出した.

11年の4作目 "Fluorescence" はそれを踏まえた上で,再びノイジーな音を交えながらも初期のようないかにもシューゲイザーそのもののサウンドからは脱却して独自性を増したポップな音楽を披露していた.

このほか,Asobi Seksu は2010年にジザメリの Never Understand をカバーしている(以前のエントリ参照).

魅力的なバンドの解散を非常に残念に思う.

Asobi SeksuのFacebook: www.facebook.com/asobiseksu
Asobi SeksuのTwitter: twitter.com/asobi_seksu

Asobi Seksu関連の以前のエントリ:
Asobi Seksuもお勧め(2作目 "Citrus" のレビュー.07年7月29日)
Asobi Seksuは1枚目も良かった(1作目のレビュー.08年4月11日)
Asobi Seksu新作 "Hush" を入手(09年2月13日)
Asobi SeksuがHope Sandovalをカバー,アコースティック作品発表へ(09年9月25日)
Asobi Seksuがジザメリをカバー(10年2月12日)
Asobi Seksuが2011年2月に新作発表(10年11月11日)
Asobi Seksuのポップワールド,4作目Fluorescenceでさらに進化(11年2月21日)

| 音楽::アソビ・セクス | 8:48 | comments (0) | trackback (0) | permalink |

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